> Formula 1 Updated on Nov. 4th, 2004.

2004年オフシーズン

SauberタイヤをMichelinに転向(2004.11.3)

BridgestoneユーザーだったSauber Petronasチームは、タイヤをMichelinに乗り換えることを発表した。(BridgestoneはFerrariにばっかり気を取られて(サービスして)いて、他のチームには冷たいのだろうか?)

第18戦 ブラジルGP(2004.10.24)

決勝

J.P.Montoya (BMW Williams)、K.Raikkonen (McLaren Mercedes)を抑えて、優勝。

オープニングラップR.Barichello (Ferari)、K.Raikkonen (McLaren Mercedes)に交わされるも、慎重に交わし返す。さすが、地元民。でも、想像以上に苦戦を強いられたに違いない。

ここ数戦のBMW Williams勢、強い。2台揃ってではなく、片方ずつではあるが。その調子の良さが、R.Schumacher (BMW Williams)が佐藤琢磨 (BAR Honda)をラスト3周で抜いた理由か。

J.Button (BAR Honda)、エンジンブロウでリタイヤ。F1速報に寄れば、FIA至急の部品が壊れたとか。FIAはどう責任取ってくれるんだ!スターティンググリッド佐藤琢磨 (BAR Honda)一時的に降り出した雨に足下を救われ、R.Barichello (Ferrari)に5番手の座を譲ってしまう。

BAR Hondaは今年大きく飛躍したけれども、最終戦はその飛躍っぷりは見えなかった。ダウンフォースが強く、インナーフィールドは速いが直線スピードが遅く、ライバルを抜くことができなかったし。筆者、ちょっと納得いきません。

予選

2週間前に日本にいたF1サーカスが、海を越えてしまった。。。という想いに浸ったり。

地元R.Barichello (Ferrari)がPP。あのプレッシャーの中で、確実にポールをつかめるところが、男だね。

皇帝M.Schumacher(Ferrari)、クラッシュでいいところなし? エンジン交換のため10ポジションダウンで、予選は言うことを聞かないスペアカーの走りはちょっと。。。日本GPのBarichelloを見るよう。。。

佐藤琢磨(BAR Honda)、6番手3列目スタート。F.Massa (Sauber Petronas)くらいは食ってくれ!入賞は義務、表彰台は軽く、あくまで軽く期待。

地球の反対側につき、ビデオ録画の上、朝見ますん。


第17戦 日本GP(2004.10.10)

こちらに写真・ムービーレポートを掲載!

第16戦 中国GP(2004.9.26)

決勝

天晴れ、BAR Honda。J.Button2位表彰台!琢磨(BAR Honda)は、6位。J.Buttonはドライバーズランキング3位確定!おめでとー!Jenson deserves it! この勢い、是非とも鈴鹿で見せていただきたい!

琢磨(BAR Honda)は、スタートラップで15番手にジャンプアップ! M.Schumacher(Ferrari)は、ピットスタートだった。

予選からそうだったが、Sauber勢が意外に速い。琢磨も、しばらく頭を抑えられる。

F.Alonso(Renault)のスタートが相変わらずいい。J.Button(BAR Honda)ポジションダウン。でも序盤のうちにちゃんと抜き返したからよしとする。

M.Schumacherの暴れっぷりったら、なかった。C.Klien(Jaguar Cosworth)に当たるし、ピットイン直前にR.Schumacher(BMW Williams)やJ.Villeneuve(Renault)を派手にオーバーテイク。さらに一度単独スピンも。上海に乗り込んだLuca Montezemoloはこれを見て、何を思っただろう? 筆者だったら、間違いなく「Ferrariの品格を落とすことはやめてくれ!」と叱責するな。

D. Coulthard(McLaren Mercedes)はまた事故った。これで3戦連続の事故なのでは?復帰戦のRalfがかわいそう。

最終lap、1位のR.Barichello(Ferrari)はJ.Villeneuve(Renault)を抜かさせてくれたけど、J.Button(BAR Honda)は抜かさせてくれなかった。やっぱり、意地があるんだろうね。

予選

Bahrainに続き、新しいサーキット。「上」という字の形だけど、草書で書いた「上」をトレースした形にすれば良かったのに。

サーキット路面は、バンピーみたい(走りもしないくせに気になる)。

佐藤琢磨(BAR Honda)、とりあえずノーミスで9番手。金曜日のエンジンブローのせいで10番手降格。「上」の字の底辺、バックストレートでHONDAエンジンに物を言わせて、何台抜けるか決勝に期待!

皇帝M.Schumacher(Ferrari)、1コーナーでコースアウト。前戦イタリアでもスピンしちゃったし、ワールドチャンピオンが決まってから集中力がイマイチなのでは?

決勝は上位3台、K.Raikkonenn(McLaren Mercedes)・R.Barichello(Ferrari)・J.Button(BAR Honda)のバトルが見られそう。Michael Schumacherは最後尾からどこまで上がってくるか?琢磨に封じ込めてもらいたいところ!


ドライバー席替え、Jaguar2004年をもって撤退

Jarno Trulli(Renault)に代わって、1997年World ChampionのJaques VilleneuveがRenaultのドライバーとして起用された。中国・日本・ブラジルGPを走る。ちなみに、J.Villeneuveは、Sauber Petronasと2005年から2年契約でF1復帰が報道されていた。一方J.Trulliは、2005年Toyotaのドライバーとして復活する予定だ。

Jaguar Racing、2004年をもってF1撤退!を明らかにした。(筆者個人的には大好きな緑をボディにまとっていて美しかったのに)同時に、JaguarのエンジンでもあるFord CosworthもF1撤退し、Fordグループとして完全にF1撤退をする。現在Fordエンジンの供給を受けるJordan・Minardiは、2005年シーズンから新たなエンジンの選択を強いられることになる。Stewart Fordを買収する形で立ち上がったJaguar Cosworthは5年で撤退することになる(Jackie Stewartは何処へ?)。



第15戦 イタリアGP(2004.9.12)

決勝

とにかくFerrari勢の勢いを見せつけられた。レース開始直後にM.Schumacher(Ferrari)がオープニングラップにスピンして14位まで後退、R.Barichello(Ferrari)がレインタイヤからドライタイヤに変えてポジションダウンしたのに、レースが終わってみればFerrari1-2! 2台ともスピンもなく、タイヤ交換も余計に行わなければ、3-4のBAR Honda勢の遙か先に行っていたんだろうなぁぁ〜。

Kimi Raikkonenn(McLaren Mercedes)

中盤はJ.Button(BAR Honda)が1位、2位F.Alonso(Renault)、3位J.P.Montoya(BMW Williams)で、このままゴールかなぁと思ってたら、Alonsoは単独スピンでリタイヤ。

一瞬テレビ映像に映った、イモはなんだ? 誰かコース上に投げ入れたのか?

J. Button、T. Sato、3・4位! この勢いで、いやそれ以上の勢いで、BAR HondaとFerrariと絡め!

D. Coulthard(McLaren Mercedes)、Kimiがリタイヤしてしまうレースをちゃんとコース上にとどまっているのはいいんだけど、ひと(Pizzonia (BMW Williams))にぶつかっているようじゃねぇ。ベルギーの時もぶつかってたよね、誰かさんと。

コンストラクターズランキング、BAR HondaがRenaultを抜いて2位に!素晴らしい。この調子でイケイケ!

予選

佐藤琢磨(BAR Honda)、期待の5番手グリッド(チームメイトButtonの前!)いい成績に期待。

McLaren勢のノーズコーン先端が、とんがり→平べったくなってきた。



第14戦 ベルギーGP(2004.8.29)

決勝

皇帝M.Schumacher(Ferrari)、5年連続World Champion! 2000年筆者が鈴鹿で見守った日本GP以来、ずっとワールドチャンピオンなんだなと思うと、凄いけど・・・we need another hero!!

琢磨(BAR Honda)は、オープニングラップでM.Webber(Jaguar Cosworth)にぶつかられて、リタイヤ。こんな不運続きだと、来年のシートポジションが心配になってしまったり。前例として、C.Da MattaがR.Zonta(Toyota)に置き換えられているわけで。。。

Michelinタイヤがバーストしまくり。D.Coulthard(McLaren Mercedes)筆頭に、J.P.Montoya(BMW Williams)、A.Pizzonia(BMW Williams)も、J.Button(BAR Honda)のが一番派手で印象に残ったかなぁ。周回遅れにしようとしていたMinardiマシンが脇にいなかったら、Jensonの身の上に何が起こっていたかわからない。

セイフティカー導入もおおかったなぁ。ペースカーのAMG CLKにうっとり♪

序盤のJ.P.Monotoya、M.Schumacher(Ferrari)を派手にオーバーテイク。でも、同じパターンでJ.Trulli(Renault)にはぶつかってしまった。相変わらずの強引さ、Montoya。

Kimi Raikkonenn(McLaren Mercedes)が久々の優勝。中盤以降の彼の走りは、キレがあった。

予選

雨の中の予選。BAR勢、決勝で中断からどこまで上がれるかなぁ(心配)。もう少しレインセットアップに力を入れて欲しいと思ったり。

第13戦 ハンガリーGP(2004.8.15)

決勝

皇帝M.Schumacher(Ferrari)、連続優勝記録(7連勝)、年間最多勝利(12勝)。Ferrari勢、6年連続コンストラクターズタイトル取得だってさ。世界記録を毎戦目の当たりにしていると、21世紀初頭のF1ファンは麻痺してしまうのでは・・・なんて。

琢磨(BAR Honda)は、オープニングラップ8位まで後退してしまった。レコードラインはずしてなければなぁ。順位を2つリカバーしたけど、オーバーテイクシーンをたくさん見せてくれるわけでもなく。。。BAR勢はFerrari勢に周回遅れにされてしまうし、予選の早さはどこへやら。

Pizzonia(BMW Williams)、結構いいドライバーじゃんすか。J.P.Montoya(BMW Williams)もだけど、最近目立たないねぇ。入賞してるのに。

予選

ついに、BMW Williamsのアヒル形ノーズコーンが、オーソドックスな形に改められてしまった。個性が失われて残念なような・・・でも致し方ないんだろうなぁ。

琢磨(BAR Honda)、予選3番手スタート。スタートでダーティーなラインのR.Barichello(Ferrari)を1コーナーまでに抜いてくれるといいなぁ。そして、ちゃんと完走を。完走すれば、表彰台も夢じゃない位置だ! チームメイトのJ.Button(BAR Honda)にポジションを譲るなよ!

G. Fisichella(Sauber Petronas)が6番手と好調。テクニカルサーキットを得意としているからか? McLaren勢が後方からどんな追い上げを見せるか、見物。


第12戦 ドイツGP(2004.7.25)

決勝

皇帝M.Schumacher(Ferrari)強し!12戦11勝。

琢磨(BAR Honda)中盤はたくさんオーバーテイクを見せてくれた。あんなにコース上でオーバーテイク・シーンを見せてくれたのは、彼だけだ! だけど、第1スティントと第3スティントのペースが上がらず。HANSが外れてしまったとのことで、致し方ないか。

一方J.Button(BAR Honda)は、琢磨の後ろからのスタートにもかかわらず2位表彰台! ヘルメットのストラップがゆるんでメットを抑えながら走る姿、頭痛がしてるのかと思った。。。BAR勢がRenault勢をズバッと交わすところを見ることができて、HondaファンとしてはたまらないGPでした。

予選

無計画な27時間テレビの番組編成のせいで、予選のビデオ録れなかった!

8位スタートの琢磨(BAR Honda)、R.Barichello(Ferrari)の隣からのスタート。是非スタートダッシュで抜いて欲しい!

J.Button(BAR Honda)予選の結果は3位だけれども、フリー走行時にエンジン交換で10ポジション繰り下げの13番手スタート。5台くらい軽く抜いて入賞か確実にしてくれるでしょう!


第11戦 イギリスGP(2004.7.11)

決勝

BAR Honda勢、期待はずれ。Jensonが表彰台に上がれなかったし、琢磨はトップ10落ち。グリップ不足だとか。琢磨を持ってすれば、せめてSauber勢の前には出られたのでは? 次戦ドイツでバージョンアップされるBAR Honda 006に期待しよう。

元気なK.Raikkonenn(McLaren Mercedes)を見ることができて良かった。J.Trulli(Renault)が無事で良かった。

M.Schumacher(Ferrari)が80勝かぁ。すげー。

予選

Kimi Raikkonenn (McLaren Mercedes)はBスペックを手に入れて、絶好調。PP!

去年の最終戦日本GPの予選で、雨が降る前にタイムを出せた人、雨が降り始めてからタイムを出さざるを得なかった人、雨の中走れなかった人たちがいた。そんな教訓を生かすべく、みんな1回目の予選やる気なかった。そんな中、ちゃんとやる気を見せたJ. Button (BAR Honda)は、予選3番手! 表彰台期待してるよっ。

佐藤琢磨(BAR Honda)、明日の決勝をにらんで重めのガソリン搭載量と見た。決勝に期待。


第10戦 フランスGP(2004.7.4)

決勝

琢磨、スタート直後のアデレードヘアピンでD.Coulthard (McLaren Mercedes)に抜かれるとは。。。さらに、R.Barichello (Ferrari)に抜かれる。。。許すまじ。しっかり走っておくれ!この時点で、エンジンにトラブル抱えていたんだろうな。

そして、琢磨、エンジンブロー。この時点で、多くの日本人にとってのフランスGPは終わってしまった。

J.Button (BAR Honda)がピットアウトしたところで、J.Trulli (Renault)とR.Barichello (Ferrari)に抜かれる。あいたたた。そのまま5位フィニッシュ。BAR Honda、結局アデレード・ヘアピンで抜けずじまい。

M.Schumacher (Ferrari)4回ピットインしても、トップで復帰。そのまま優勝。10戦9勝。まもなくチャンピオン決まって、残りのヨーロッパラウンドがしらけそう〜。

最終セクションで、R.BarichelloがJ.Trulliを抜く!度肝抜かれました。J.Buttonに抜いて欲しかったなぁ。

予選

<琢磨 (BAR Honda)、7位。チームメイトのJ.Button (BAR Honda)を上回ることはなかったけど、ある意味互角? ガソリンどれだけ積んでるかわからないし。

琢磨が(R.Schumacher (BMW Williams)の代役)M.Gene (BMW Williams)のタイムを上回って、「よっしゃ」と思ったけど、やっぱりその後出走の他の皆さんも予選の調子がよさげ。

アデレードヘアピンで、Hondaパワーを生かして抜くぞ(予言)。

McLaren勢が、今年一番の元気。Bスペック投入が功を奏した?

F.Alonso (Renault)がPP。ひょっとして、Renault勢はガソリンタンク軽いのでは?早めにピットインしてきそう。

BAR勢が燃料を積んでいるように見えるので、表彰台が射程圏内だろう。

Ferrari勢は、M.Schumacherが相変わらず優勢。一方R.Barichelloは、US GPとは裏腹に調子がイマイチ?


第9戦 アメリカGP(2004.6.20)

決勝

佐藤琢磨 (BAR Honda)、3位表彰台!(セイフティカーがコースインした時に、ピットインしていればもしや2位もあり得た?? ボソッ) もっともっとフェラーリ勢と絡むところが見たかったよぉ。

セイフティ・カーが2回も出る波乱。1回目はスタート直後の接触は(琢磨が巻き込まれなかったから)致し方ないとして、2回目のクラッシュはRalf Schumacher(BMW Williams)が心配。

F. Alonso (Renault)がタイヤバーストで1コーナーでリタイヤ。コントロールできないからしようがないけれど、HSBCの広告を粉砕しちゃっていいのかな?

J. Button (BAR Honda)がギアボックストラブルでリタイヤ。とても残念。ダブル入賞で、Renault勢を肉薄して欲しかった。

予選

BAR Honda勢がFerrari勢に続き、2ndロウ!。しかも、T. Satoが、J. Buttonを上回った。(「琢磨のセッティングに合わせたらしっぱいだった」発言はなしよ、Jenson) 決勝で、BAR Honda勢がFerrariに襲いかかるぞぉ!

Sauber勢、同年型Ferrariエンジン積んでいるわりに、伸びないなぁ。(ちょっとかばってみる)

とにかく、琢磨、完走してください。とにかく、完走です。できれば、熱いオーバーテイクを見せてください。


第8戦 カナダGP(2004.6.13)

決勝

M.Schumacher(Ferrari)がまた勝っちゃいました。2位はR. Barichello (Ferrari)。ハイスピードサーキットだから、BAR HondaとBMW Williams勢が強いという予想は、思いの外外れた。

それにしてもBMW Williams勢とToyota勢がブレーキダクト形状違反で失格とは、最近にしては珍しいケース。J. Button (BAR Honda)が3位に繰り上がったのはHondaファンには嬉しい。

でも、琢磨がまたエンジンブローってどういうこと? スペアカーは古いエンジンだったわけじゃないよね? 筆者は、琢磨がエンジン回しすぎている説を、とりあえず唱えておきます。

予選

佐藤琢磨 (BAR Honda)、何であそこ(最終コーナー)でスピンしちゃうのよ! 16台抜き、期待してます(爆)。

最近振るわないなと思っていたR. Schumacher(BMW Williams)がポール。筆者としては、意外。決勝で2番手のJ. Button (BAR Honda)との争いを見せてもらおうじゃないの! J. Buttonがスタートダッシュで前に出るんじゃないかなぁ。


第7戦 ヨーロッパGP(2004.5.30)

決勝

M.Schumacher(Ferrari)のグリッドがレコードライン上で、佐藤琢磨(BAR Honda)がレコードラインを外れていて、若干不利。スタートダッシュが効かず、K.Rakkonennに交わされ、一時J.Trulli(Renault)に交わされてしまうが、1コーナーで強引に交わし返す。

1回目のピットストップまで、1.M.Schumacher(Ferrari)、2.K.Raikkonenn(McLaren Mercedes)、3.F.Alonso(Renault)、4.佐藤琢磨(BAR Honda)という隊列。M.Schumacherは独走。K. Raikkonennのペースが上がらず、後続のF.Alonso、T.Sato、R.Barichello、J.Button、J.Trulliが数珠繋ぎ。

K. RaikkonennのMercedesエンジンブロウ。せき止めやがって!

12周目、佐藤琢磨(BAR Honda)ピットイン。ピットアウト後、1.R.Barichello、2.M.Schumacher、3.佐藤琢磨。Ferrariに続いている琢磨の姿、どこかで夢見ていたんだ。

J.P.Montoya(BMW Williams)、C.Klien(Jaguar Cosworth)、G.Fisichella(Sauber Petronas)の争いがおもしろい。いつのまに、BMW Williamsって中堅チームになったの?

佐藤琢磨、R.Barichello(Ferrari)を果敢に攻め過ぎて、1コーナーで接触。「バリチェロを抜いた!」と思った次の瞬間、フロントウィングの黒い部品が宙を舞った。フロントウィング破損。緊急ピットイン。琢磨の表彰台の夢、消える。そのまま落ち着いて走っていれば・・・。でも、あそこで攻めることで、存在感をアピールしてくれた。そして、最後はエンジンブロウ。何でまた琢磨のエンジンが? 琢磨の使い方が悪いなんていわないよな。解説脇坂寿一曰く、「フロントウィングの破片を拾って、エンジンがオーバーヒート」したのか?

亡くなった、FIATアニエリ会長の死を悼み、表彰台上のM.Scumacher・R.Barichelloの右腕には黒の腕章が。そこに琢磨の姿を見たかったけど、代わりにJ.Buttonがいたからまいっか。琢磨&Buttonが揃って表彰台上にいるところを見たいなり。

次は、落ち着いていけ、琢磨! 失敗に

予選

佐藤琢磨 (BAR Honda)、M. Schumacher (Ferrari)に次ぐ、2番手スタート! モナコのスタートダッシュが再現されれば、スタート直後の1コーナーで皇帝を交わせるぞ!

J. Trulli(Renault)は3番手スタートではあるけれど、相変わらず好調。


第6戦 モナコGP(2004.5.23)

決勝

J. Trulli (Renault)初優勝! 思い起こせば1997年オーストリアGPでトップ快走中にエンジンブロウして以来、トップに立つところを見てなかった。

J. Button (BAR Honda)は2度目の2位。最終ラップまでJ. Trulliを追い回すところは、HONDAファンを興奮させてくれた。トップ争いできるところまで来たんだなとつくづく思ったりする。

スタートは波乱含み。O. Panis (Toyota)のエンジンストールにより、フォーメーションラップを2回行うことになってしまった。恐らくこれが原因で、琢磨のBAR006のRA0004E(エンジン)の温度が上がって、後の琢磨のエンジンブローの引き金になってしまった。

それにしても、琢磨のジャンプスタートは素晴らしかった。Ferrari勢2台を蹴飛ばしながら、7位から4位にジャンプアップ。

琢磨のエンジンブローの白煙に巻き込まれて、G. Fisichella (Sauber Petronas)が横転。モナコでは走れば強いドライバーなのに、残念→セイフティカー。

M. Schumacherは相変わらずの速さ。他チームがピットインしている間に、最速ラップを刻み続ける。そして、J. Button、M.S.に逆転される。

F. Alonso (Renault)は、周回遅れのRalf Schumacherをよけようとしてトンネル内で壁に接触し、リタイヤ。→2度目のセイフティカー。

M. Schumacher (Ferrari)が、Safety Car先導中にリタイヤ。ブレーキトラブルか? 試しブレーキのかけ過ぎか? 先頭の赤い車がいなくなると、レースは少し楽しくなるような気がする。最近勝ちすぎたからなぁ。

BMW Williams勢、周回遅れとはちょっと情けない。戦闘力をもっと上げよ!(ただしBAR Honda勢には勝らない程度に)

琢磨、次戦にまた期待。

予選

突然、J. Trulli (Renault)がポールにちょっと驚き。やっぱりRenaultマシンは低速コーナーが得意なのかな?

R. Schumaher (BMW Williams)のおかげで、琢磨のポジションが1つアップ。このチャンスを、生かせ!


第5戦 スペインGP(2004.5.9)

決勝

仕事の関係上、結果を知った後、週末にビデオで見た。なんてもどかしい。。。

シーズンオフの時からカタロニア・サーキットでいいタイムをたたき出していたBAR Honda勢は、予選の時ほど勢いがなかった。メインストレートは早いのに、誰かの後ろについてもオーバーテイクできるほどではなかった。Michelinタイヤも、すぐにパフォーマンスダウンしてしまうらしく、グリップがいまいちだった。結局、琢磨5位、Jenson 8位。Renault勢が、思いのほか勢いがあった。

M. Schumacher、強し。開幕5連勝。2001年のようにシーズン半ばでワールドチャンピオンが決まってしまうのはごめんだぞ!

とりあえず、次戦に期待。ドライバーの腕勝負のモナコ。

予選

佐藤琢磨(BAR Honda)、3位! 失敗のない走りが、素晴らしかった。2002年日本GP以来のいい走りだったんじゃないかと思う。Top 3記者会見、琢磨が夢(F1優勝)に一歩近づいたんだなぁと思った。このまま順位を守ってもらって、表彰台の一角に上がるところを見たい。

J. Button(BAR Honda)痛恨のコースオフで、14番手に。でも、入賞はできそうだな。


第4戦 サンマリノGP(2004.4.25)

決勝

UCI氏宅で、Sky PerfecTV!の生中継でF1を観戦した。フジテレビのF1中継でお馴染みだった今宮純・川井一仁がレギュラー解説、ゲスト解説は筆者が大好きな森脇さんで、とても楽しめた。客引き目的で若手芸能人やマッチが解説をやっているのとは訳が違う!

オープニングラップ、J. Button(BAR Honda)が無事スタートし、フォーメーションラップだけではタイヤが暖まりきらないM. Schumacher(Ferrari)を引き離しにかかるところを見て、「イケイケJenson!」と応援に力が入ったが、やはり皇帝Schumacherは追撃してきた。一方佐藤琢磨(BAR Honda)もいいスタートを決め、4番手に浮上。

そして、9周目Michaelよりも先にJensonがピットインし、その2周後にMichaelがピットイン。ピット作業時間、Jenson:9.7秒に対し、Michael:7.8秒。BARのピット作業を攻めたくなったが、2回目以降のピットインもとくにピット作業自体にミスなく給油に時間がかかることを知り納得。でも、皇帝Schumacherがトップに立ってしまうと、あとはいつものつまらない展開。あ〜あ。

スタート直後、琢磨の後ろは結局数珠繋ぎ。琢磨のドライビングテクニックを攻めたくなったが、実はギアトラブルをずっと抱えていたということにまあ一応納得。でも、R. Barichello(Ferrari)と同時ピットインして、琢磨が後塵を拝するところは願わくば見たくなかった。

5 laps残したところで、琢磨のマシンが白煙を上げてしまった。ギアがスタックしていて、どうしても高回転させなければいけなかったからか? Hondaには、エンジンだけでなくあらゆる面でマシンの信頼性を確保して欲しい。それと同時に、Ferrariに勝るエンジンパワーと燃費の大幅な向上をさせて欲しいな。今年のHonda F1は、こんな課題を中盤には片づけてくれるような気がするけど・・・。(実はとても難しい課題だと個人的には思うんだけど)

Renault勢は決勝が相変わらずお強い。そしてToyotaさんは、相変わらず0ポイントだそうで。。。McLaren勢、完全に3強脱落。Hondaエンジンを積めばよみがえる?(冗談です)

次戦はシーズンオフのテストコースでお馴染みのスペイン。そろそろ、誰かM.Schumacherの連勝を止めて!お願い!! F1のトップ争いがつまらなくなるから!

予選

ポールポジションは、Jenson Button (BAR Honda)! Michael Schumacher (Ferrari)を抑えてのポールというところに、とても価値があるぜ。でも、もしM.Schumacherがミスをしなければ、もしかしたらM. Schumacherがポールだったのかも、と思ったり。そこは、運がJensonの味方をしたってもんです。ルカ・モンテゼモロFerrari社長の目前で、してやったり。漂う(?)Ayrton Sennaの霊がひいきだったHondaの後押しをしてくれたのかな?

佐藤琢磨 (BAR Honda)は、ちょっとミスがあったけれども、テレビ画面で見る限りまずまずの走り。最終シケインの立ち上がりがだいぶ悪かったようだけど。Jensonと違う作戦で、琢磨のマシンは、Jensonのマシンに比べて燃料を積んでいてマシンが重いんじゃないかなと思う。フリー走行でBAR Honda 1-2だったから、明日の決勝でその勢いを見せてくれるはず。決勝も引き続き期待!!

Kimi Raikkonenn (McLaren Mercedes)は、相変わらず運がない。McLaren Mercedesのマシンが毎戦のように壊れる。見ていてかわいそうだ。

Toyota勢があまり調子よくなく、Honda党としてはうれしいかぎりです(失礼)。

G. Fisichella (Sauber Petronas)、予選出走できず。ギアが壊れてしまったんだそうです。

Jordan勢、PantanoがHeidfeldよりも上にいる。下克上? 頑張れ、Heidfeld!


第3戦 バーレーンGP(2004.4.4)

決勝

やったー、またJenson Button(BAR Honda)が3位表彰台獲得! 次は、表彰台のもう一段高いところでJenson(か琢磨でもいいぞ)のお姿を拝見したいものです。

砂漠の中のサーキットだというのに、スタート時は小雨がっ。でも、大降りになることなく止んだので安心。


今日の琢磨

スタートが良くて、1ポジション上げて4番手。今日の琢磨は切れてるなぁとワクワク。

Ralf Schumacher (BMW Williams)が背後にやってきて、琢磨をパスしようと試みて接触。「もう何をしてくれるんだ、ラルフ!」全世界の琢磨ファンは、怒ったに違いない!

Ferrari勢・Williams勢がピットインして、BAR Honda勢が暫定ながらも1-2! 見たかったよこういう光景。これからは、Ferrari勢・Williams勢がピットインしなくても1-2になるところをみたい!

ミスでコースオフでフロントウィング損傷☆14番手に後退。あれがなければ、もしかしたら琢磨が表彰台の上にいたかも?

でも、フロントウィングを直してからの琢磨は、良かった。1コーナーでD. Coulthard (McLaren Mercedes)を交わすし、しつこくせめてくるF. Alonso (Renault)も最終ラップまできちんと抑えた! 今度は、ノーミスで走りきってね♪

リヤウィングのガーニーフラップがまたはずれちゃって・・・オーストラリアでもああだったけど、そんなにはずれやすいの? ちゃんと次戦は対策して、BARさん。


跳ね馬(Ferrari)勢の強さには、相変わらず頭が下がります。初開催GP必ずのように優勝で。

McLaren勢、驚くほどの信頼性の低さ。K.RaikkonenはC.Klien (Jaguar)なんかと争っちゃって7周目に早々と鮮烈を去るし、D. Coulthardも緊急ピットインするもののその甲斐なくピットの出口でマシンを止めてしまうし。

J.P.Monotya (BMW Williams)のマシンはどんなトラブルを抱えたのだろう。Buttonに3位を譲ってくれてありがとう。熱い走りっぷりはよかったよ。

表彰台上では、シャンパンではなくスパークリング・フルーツジュースファイトというのが、中東らしかった。宗教上の理由かな。

次はいよいよヨーロッパGP突入。各チームの開発が進んで、デッドヒートが繰り広げられるか?

予選

佐藤琢磨(BAR Honda)、予選5番手! ノーミスで良くやった! チームメイトJ.Buttonの前だし。決勝ではBMW Williams勢にちゃんとついて行け!前のマシンのミスやトラブルに備えて、ベストの走りを!

M. Webber(Jaguar)よりKlien (Jaguar)の方が速かったのにも少し驚き。

Renault勢が、ちょっと弱々しかった。去年後半の非力ながらの強さを、もう一度見せてくれ(BAR Honda勢の後ろで)!

ミスしても速い、M.Schumacher(Ferrari)。でも、後ろとのタイム差は大きいというわけではない。

K. Raikkonenn(McLaren Mercedes)、ノータイム。2004年チャンピオン候補から早くも脱落か? 明日は完走してくれよ。

フジテレビの実況アナウンサーの方、ちょっとうるさいので静かにしてください!(爆)


第2戦 マレーシアGP(2004.3.21)

決勝

天晴れ、Jenson Button(BAR Honda)、3位表彰台獲得! 筆者的には、2月28日のWelcome Plaza青山でJenson & 琢磨へのサインフラグに“I want to see you on the podium!”と書いた応援メッセージが第2戦にして達成されたわけで、うれしいのなんのって(その興奮と週末の生活ペース<遅寝遅起き>のせいもあってF1中継放送終了後しばらくベッドの中で眠れず・・・)。

【琢磨のコーナー】

一方の佐藤琢磨(BAR Honda)はというと、予選ノータイムのため最後尾スタート。琢磨マシンのエンジンに欠陥が見つかったらしく、エンジン交換。最後尾だから、(1GP1エンジンルールを犯して)10ポジションダウンのルールは関係ないんだね(2004年ルールの実地勉強)。
スタート直後の琢磨は、1週目で11位まで順位をアップ。イケイケ!
レース開始3週目、雨が降り出して、またも琢磨が足下をすくわれてしまう。「琢磨、しっかり!」
レース中盤は、1分35秒台のラップタイムで快調に周回を重ねる。
4番手走行のK.Raikkonenn(McLaren Mercedes)がリタイヤして、琢磨入賞確実!と思いきや、琢磨のエンジンが白煙を吹いて息の根を止めてしまった。新品の信頼性のあるエンジンだったんじゃないの、Hondaさん?何で?琢磨がエンジンを回しすぎちゃったの?琢磨に冒険させちゃったの?次戦までに確実に対処してくださいね。
J.ButtonがBAR006はいい道具であることを証明してくれたので、琢磨よ次戦こそはゴールまで車を転がしてくれ。と期待しすぎると、2度あることは3度起きてしまうから、まいいいや。琢磨を見て見ぬふりして、Jensonを応援するわ(琢磨思い?)

【琢磨のコーナーここまで】

それにしても、フジテレビのF1中継に久しぶりにご登場の森脇さんの解説は、おもしろいわぁ。ピットレーンで使うリミッターをラウンチ・コントロール代わりに使ってるんだって?

琢磨と並んで?不運の男、Mark Webber(Jaguar Cosworth)。スタート失敗で、せっかくのフロントロウを台無しに。ピットスルー・ペナルティーを食らったり、最後はスピンオフ。彼が順調に走っていたら、おもしろかっただろうになぁ。

3週目の雨に、意外なレース展開を予期して一時ワクワクするも、琢磨のスピンを見てつくづく止んでよかったなと思ったり。

ピットアウト直後の順位争奪も熱かった。J.Trulli(Renault)がR.Barichello(Ferrari)を抜いたり、J.Trulli(Renault)とJ.Button(BAR Honda)が接近戦を演じたり。 K.Raikkonenn、エンジンブロウ。マーシャルにあたる(ダメですよ☆)。
O.Panis(Toyota)がピットスルー・ペナルティーを食らって、お怒りのお姿がテレビに映った。Toyotaのプレスリリースによると、無線の調子が悪くて、さらにいらないピットインをした際にピットレーン・スピードリミット違反をしてしまったようだ。

終わってみれば、M.Schumacher(Ferrari)の通算72勝目。あっそ。J.P.Monotya(BMW Williams)も、予選の時から調子良かったし。でも、あっそ。Viva! Jenson Button(BAR Honda)!!!!!

次戦、バーレーンGP。初開催なので、未知の展開が楽しみ。砂嵐が激しいんだとか。砂のために何台リタイヤするんでしょう?

【番外編コメント】Jordanチームは、Minardiと互角のチームに。無限Hondaを積んでH.H.Frentzenが駆っていたあの頃が懐かしい。FisicoはSauberに移籍して正解!Hiedfeldかわいそう!

予選

佐藤琢磨(BAR Honda)、それまでトップタイムのC.Damatta (Toyota)を上回るタイムで第3セクターに突入した!と思いきや、痛恨のスピン。あのスピンさえなければ、トップ10入り確実だったのになぁ。惜しいなぁ。決勝では、ポイント圏内にポジションを持って行くところをみたいもんです。

一方Jenson Button (BAR Honda)は、車の乱れを小刻みに修正しながら、予選6番手をキープ。決勝では、Hondaエンジンの信頼性を生かして、表彰台に突き進め☆

予選1回目トップタイムのRenault勢が予選2回目でいいタイムをマークすることができず。ガソリンを相当積んでいるものと思われる。琢磨と同じく予選でスピンしたFernando Alonso (Renault)も、どこまで順位をあげるのか見るのが楽しみだ。

久しぶりに、フジテレビの中継で森脇さんの解説が聞けるので、それも今回のF1テレビ観戦の醍醐味かも。


第1戦 オーストラリアGP(2004.3.7)

決勝

終わってみればFerrari勢の圧勝。ちょいと、つまんないんじゃない? せっかく新ルールが適用されたのに、2003年と変わらない展開で。

佐藤琢磨(BAR Honda)スタート良好なのに、順位がダウン(前にいたルノーにぶつかってしまったようだ)。結局9位フィニッシュ。

Jenson Button(BAR Honda)は6位フィニッシュ。表彰台に食い込むかなと思ったけど。

Kimi Raikkonenn(McLaren Mercedes)リタイヤ。David Coulthardのエンジンもひょっとしてと思ったけれども8位で無事完走。Mercedesエンジンの信頼性・パワーの心配はしばらく続きそうだ。もしや、Kimiのエンジンの回し方が・・・で、Davidの方がいたわった走り方?

Mark Webber(Jaguar Racing)がリタイヤして、ガレージに突入。佐藤琢磨が鈴鹿でリタイヤするようなもの。こんなことになったら、筆者鈴鹿を早々にあとにするんだろうな(笑)。

次戦マレーシアでは、BAR Honda勢のさらなる活躍を祈る。とにかく今年は、Jenson & Takumaの戦いっぷりに注目なのです♪

予選

Ferrariの仕上がりが、良すぎる。

BAR Honda勢は、Jenson Buttonが4番手、佐藤琢磨は7番手。去年最終戦の鈴鹿の勢いを保った感じかな。もっと前の方にいて欲しかったけどね。

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