Formula 1 : GP DiaryUpdated on Aug. 1st, 2000.

第10戦 オーストリアGP

予選

 最近DailyF1.comの天気予報を見ていると、雨の予報が多い。この前のモナコあたりから毎戦のように雨の予報だ。実際カナダGPの決勝以来、雨は降っていない。CNNの天気予報をもとにしているというが、結局のところあまりあてにならない。

 オーストリアグランプリの週末にも雨の予報が出ている。予選の始まり頃は、雨がぱらっと降ったようだ。予選スタートの時に、ピットアウトする車がたくさんいた。雨の混乱を避けるためだが、20台ものマシンが予選アタックを同時にやるのはなかなか見られなくて、おもしろい。ドライバーたちにはハードだったろうけど。

 最近あまりぱっとしないミカ・ハッキネンは休暇明けで、マシンの動きについこの間まで見られたアグレッシブさが戻ったようだった。昨年のミハエル・シューマッハの骨折のための長期欠場後のように、やはりF1ドライバーにはそれなりの疲れたたまってしまうのだろう。ま、とくに筆者がタイムアタックの様子を見て印象に残ったのは、最終コーナー後ホームストレートの白線ぎりぎりを走ってたゆまぬタイムを縮める努力を感じてしまったことだ。

 そのハッキネンのマシンの動きのアグレッシブさは休暇のみならず、マクラーレンマシンの良さにもあるようだ。毎年、他チームのマシンがずるずる滑っている中、他を寄せ付けないグリップ力がその秘密だ。

決勝

 オーストリアGPの1コーナーと2コーナーは毎年何か起こるが、今年はミハエルに悪運が降りかかってしまった。すぐ後ろからのスタートだったリカルド・ゾンタ(BAR)がぶつかってきて押し出されたのだ。ミハエル・シューマッハの不運に、がっくり。鈴木亜久里さんの言うとおり、ヘルメットのデザインをもとのに戻した方がいい。バリチェロのヘルメットと確かに似ているところはあるけど、あえて差別化しなくても、わかる人はわかるんだし。

 マクラーレン勢は文句のない走りをしたが、あえてここではバリチェロを称えたい。ゾンタとミハエルの接触の影響で数多くのマシンがグラベルを走る羽目になったが、バリチェロもその一人であった。グラベルでマシンの下の部品を壊してしまったらしく、その後の走りのかなり悪影響だったそうだ。マクラーレン以外はオーバーテイクをたくさんしていたが、タイムはあまり伸びなかった。コース上にとどまるのが難しいマシンで、よく3位で完走はさすがだ。

成績やレースの経過など詳しくは、F1 TodayDaily F1へ。

Copyright (c) 1997-2000 Macoon. All Rights Reserved.


トップページへ