まずはじめに、スタート直後の事故で亡くなった、コースマーシャルのPaolo Ginslinbertiさんにご冥福をお祈り申し上げます。
'98年のベルギー以来、とんでもない事故がイタリアで起こってしまった。しかも、スタート直後のマシンが非常に接近している状態でだ。最近のミハエル・シューマッハの強引なブロックや、スタート直後の接触リタイヤと同じレベルのことが起きたのだが、結果的にたくさんのマシン、ドライバーを巻き込んでしまった。スタート直後のドライバーのふるまい、ドライバーへの事故のいち早い知らせ方、コースマーシャルさんの立ち位置などいろいろなF1グランプリの行い方に、今後影響が出てくるようなレースだった。筆者は、こう総評する。
フェラーリファンとしては、バリチェロのチャンスが消えてしまったのが残念。フェラーリの地元だから、特に。ミハエルと一緒に表彰台に立って欲しかった。でも、スタートで出遅れまくったことに関しては、いいコメントができないな。1コーナーまでに2台くらいに抜かれ、さらにその後のシケインまでに抜かれかかったんだから。もうちょっと引き締めていってちょうだい。(筆者カートのスタートが得意だからって調子に乗っています)
そう、その大事故の原因は、バリチェロ、クルサードの間にジョーダン勢がつまっているからっていうのが一般論なんだけど、最初にぶつかり合ったマシンはジョーダンの2台なわけです。ジョーダン同士がぶつかりあうのは、ラルフ・シューマッハとジャンカルロ・フィジケラがコンビを組んでいた'97年を思い出してしまいます。きっとヤルノ・トゥルーリとハインツ・ハラルド・フレンツェン、ピットに戻ったらエディ・ジョーダンになんて言って怒られたのかなぁ?
ゾンタ、速かったぁ。ビルヌーブもリタイヤしなければ、表彰台に上れたかもね。
フェルスタッペンも速かったぁ! デラロサがリタイヤしなければ、入賞確実だったかもね(手抜き文章だけどコピー&ペーストだけはしてません)。ベネトンより全然、速かった。同じエンジンでベネトンより速いということは、シャーシがアロウズの方がベネトンよりもいいということになるんだよね。ベネトンの黄金時代は、ルノーチームになるまでお預けなのか?
F1中継の記者会見、筆者もハッキネンに続いてもらい泣きしそうになりました。ミハエルったら、“ターミネーター”とか“鉄の男”とか“鬼神”とか言われてきたのに、ついに泣いてしまったのです。記者に「アイルトン・セナと並ぶ41勝目ですね」って言われたら。やっぱり、伝説の今は亡き男と比べられると、感動するもんなんだろうなぁ。ぼくは、そういう世界に生きていないから、まだ何とも言えないけど。ま、久しぶりの優勝だし、泣くのもわかりますよ。
次のアメリカGPでミハエル優勝、ハッキネン2位で、筆者が見に行くはずの鈴鹿でイーブンの争いをして欲しいなぁ(勝手な望み)。今予想できることは、各マシン中・ヘビーダウンフォースで望んで来るであろうことです。筆者は、EA SPORTSのF1 2000で無理にライトダウンフォースで走って、シケインでずるずるやっているのですが。