Formula 1 : GP DiaryUpdated on Oct. 23rd, 2000.

第17戦 マレーシアGP

予選

 ミハエル・シューマッハが、また異次元の走りでポール。去年のマレーシアでの復活予選のように、一人だけ抜きん出てトップだ。今年のチャンピオンが決まっていなければ、こんなことする余裕はなかったんじゃないだろうか?(勝手な想像)

 ルーベンス・バリチェロにはもうちょっとがんばって欲しかったなぁ。最後のマクラーレン、2、3に奪われたとき、世界中のフェラーリファン(筆者も含め)は冷めたに違いない。逆にマクラーレンファンは喜んだんだろうけど。

 アレクサンダー・ブルツとジャック・ビルヌーブの争いも熱い。ブルツのベネトンラストランは、是非有終の美で飾って欲しい。なぜなら今年は、四苦八苦してしまったから(鈴鹿でのコースアウト、筆者目前で見てしまいましたよっ)。とかいいながら、ビルヌーブのほうはホンダエンジンをフルに生かして、いい順位をねらって欲しいし。

 明日の決勝、フェラーリファンの筆者は、コンストラクターズ獲得を果たして欲しい! できればBARホンダの表彰台も見たいけど。(10月122日午前)

決勝

 フェラーリのダブルタイトルが決まった。木曜日の記者会見の時から、フェラーリのジャン・トッド監督が「(コンストラクターズタイトル獲得が)簡単なことのように思えるときに限って、難しかったりする」というような慎重な発言をしていたが、これですっきりしたことだろうな。しかも、ミハエル・シューマッハが決勝レース後の記者会見で「最低限のポイント獲得ではなく、1、3位でのフィニッシュでのコンストラクターズタイトル獲得」は、有終の美といえるだろう。

 残念ながら、F1ラストレースのハーバートは事故で、リタイヤせざるをえなかった。完走して欲しかった。

 マクラーレン勢は、レース中何かがかみ合ってなかった。ハッキネンのフライング・スタートによるペナルティストップ、クルサードのピットインのタイミング。何か来年、このまま低迷の方向に行きそうな感じが漂っている(筆者の勝手な予感)。

 BARホンダのジャック・ビルヌーブとマクラーレンのミカ・ハッキネンが順位を争うところはおもしろかったが、BARホンダにもう一息がんばってほしかった。ゾンタのマシンのエンジンブローは、いただけない。来年のBARホンダは、今年以上であって欲しい。

 ジョーダンは、これで無限ホンダとの関係が終わる。でも、四苦八苦してしまった。来年のジョーダンは1999年のような勢いが取り戻せることを願う。

 無限ホンダの本田博俊社長はF1業界に残りたいという姿勢を明らかにしたが、そうなるとミナルディあたりへのエンジン供給をすることになるのではないだろうか。ミナルディだけきちんとエンジン(メーカー)を確保していないからだ。

 まとまりなく、2000年のF1ダイアリーを締めくくる。ダイアリーを掲載していないグランプリについては、気が向いたら書くことにする。来年も「いいF1レースが見られますように」と心から願っている。

成績やレースの経過など詳しくは、F1 TodayDaily F1へ。

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