Formula 1 : GP DiaryUpdated on Jun. 5th, 2000.

第7戦 モナコGP

予選

 今週末筆者が注目しているのは、ミハエル・シューマッハのニューカラーヘルメット。今までのヘルメットは、バイザーのあたりが黒、両脇が赤、両脇が黄色、天頂が紺色で編み目と小さな星がちらちらしてて、あとは白。新しいデザインでは、天頂と白い部分が蛍光の赤になった。デザイン的には、イケてないと思うのは筆者だけか? 一見して、去年までのアーバインのヘルメットに見えてしまう。でも、今までのデザインのヘルメットだとバリチェロと見分けにくいから、ちょっとは効果的かも。でも、テレビでヘルメットを見分けるのはちょっと難(これも筆者くらいなものか)。

 この前、ヘルメットのデザインを変えた(メッキ仕様だった)のは'98年鈴鹿だけど、あのときはポールポジションを取りながら、スタートでエンジンストールし最後尾スタート、さらにタイヤバーストでリタイヤ。今回のヘルメットで、そういうことが起きないことを祈る。解説の鈴木亜久里さんは、ニューヘルメットが今年まだないポール・トゥ・ウィンを予感させるとか言ってるけど、それは深読みなのでは?  といいつつ、勝ってもらいたいのはミハエル・シューマッハなんだけどね。バリチェロはよっぽど運が良くない限り、上位に上がってこれないと思う。1列目に食い込んだトゥルーリの戦いぶりも気になるところ。

決勝

 ミハエル・シューマッハのヘルメットは、やはりいつもと違う流れを起こす風を吹かせてしまった。アレクサンダー・ブルツのエンジンストール、それにタイミングモニターのコンピュータエラー。2度の再スタートを呼んでしまった。ミハエルのマシンがまたエンストしてしまうのかなと思ったが、それはなかった。

 しかし順調にトップ走行中、リヤサスペンションの排気ガス熱による破損が起きてスローダウン、そしてリタイヤを強いられてしまった。ヘルメットのデザインは、もとに戻すんだろうな。筆者だったらそうする。

 今回のグランプリほど、1コーナーでのクラッシュが起きたグランプリはなかったのではないだろうか。筆者、今回の中継のCMでも流れた、EA Sports社のプレイステーション用、“F1 2000”で1コーナーとプールサイドシケイン(言い訳:ゲーム中のシケインの再現がイマイチ、'96年以前の状態がゲームで再現されている)で頻繁にクラッシュするので、本物のドライバーには文句言えないのだが・・・。一番重傷だったのは、ラルフ・シューマッハ。担架で運ばれて行くところがテレビにちょっと映ったけど、大丈夫か?

 今回のグランプリで鍵を握っていたジョーダン勢は、決勝で意外と振るわなかった。あれには落胆だ。筆者は、F1 2000で、ヤルノ・トゥルーリを優勝させたのに(笑)。

 優勝したクルサードには、今年のチャンピオンシップを支配する力を感じる。天のスペインGP直前の飛行機事故で亡くなったパイロットから、助けられているような気がする。フィジケラはよく粘って、3年連続表彰台をゲットした。バリチェロはようやく、2位を手にした。ミハエル・シューマッハの前では、力を発揮しきれないのか? 5位入賞のエディ・アーバインも良かった。ジャガー初ポイント。これで、スチュワートの買収がマイナス方向ばかりに出ているのが、収まるか?

成績やレースの経過など詳しくは、F1 TodayDaily F1へ。

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