Formula 1 : GP DiaryUpdated on Mar. 7th, 2001.

第1戦 オーストラリアGP

予選

 今年のマシンが走るのを見るのが初めてなので、一生懸命画面に見入っていた。フロントウィングの高さが変わったり、ボディの強度の安全基準が上がったりしたのに、挙動は去年のマシンと同じくらい、いやかえっていいくらい。ハッキネンやミハエル・シューマッハなんか最終コーナーで、パワードリフト気味なのにちゃんとタイムアップできていた。ま、それはブリヂストンタイヤのおかげとも言えるけど、溝付きでパワードリフトとは恐るべし。

 今年は最初っから、フェラーリが速い! フロントロウを独占。1998、1999年あたりのマクラーレンを思い出す。逆にマクラーレンは、その頃のフェラーリの気分を味わっているんだろうなぁ。

 金曜日トップタイムのバリチェロなのに、予選ではまたしてもミハエルの後塵を拝す。決勝で、ちゃんとミハエルについて行けっ!

 決勝はバリチェロに勝って欲しいなぁ。だって、ミハエルが勝っても、マクラーレン勢が勝ってもおもしろくないんだもん。なんとなく。

決勝

 フジテレビやってくれました。オープニングのCGがすばらしい!! 2001年マシンが、かなり忠実に描かれていて、しかもオープニングテーマがT-SQUAREのTRUTH(21C)が復活! これぞ、F1中継という感じ。そして実況や解説が、ちょっと初心者向け。もう一度日本にF1ブームを呼ぶかのような、丁寧さ。ちなみに、エンディングテーマ矢井田瞳の曲(le vent brulant)もオシャレだった。

 今回勝って欲しいのはバリチェロだと予選のところで申し上げたのに、バリチェロはスタートで順位を3つくらいダウン。さらに悪いことにフレンツェンに体当たり。フレンツェンをスピンさせて、バリチェロはそのままレースを続行。しかも、レース後のコメントは亡くなったコースマーシャルへの哀悼の意のみで、フレンツェンに対するお詫びなし。筆者の中で、この一戦でバリチェロ株が下がったのはいうまでもない。

 続いてラルフとビルヌーブの接触。しかも、ビルヌーブのマシンが大破。そして、コースマーシャル死亡。レース序盤は、マシンが近づき合っているんだから、(チャンスをねらうのも)ホントに気をつけて欲しいもんです。セナの亡くなったあの事故と同じかそれ以上のひどさだったような気がする。

 ハッキネンのスピンもヤバかった。原因はサスペンション破損らしいが、どうにも危険な速度で危険な方向にマシンが飛んでいったのが、見ていて怖かった。

 冬のテストで絶好調だったプロストのアレジ、今回ずっと下位に沈んでいたのが気になる。当の本人は「コースに合ったセッティングができなかった」と言うけれど、何処行ってもそうなりそうな気がする。

 次戦はマレーシアGPは、事故のない安全なF1を観たいものです。筆者からの切なる願いです。

p.s.亡くなったコースマーシャルの方に、ご冥福をお祈り申し上げます。

成績やレースの経過など詳しくは、Daily F1へ。

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