Formula 1 : GP DiaryUpdated on Sep. 5th, 2001.

第14戦 ベルギーGP

予選

 雨が降った後のサーキットでの予選は、順位の入れ替わりが激しくていい。

 一瞬映った、ミハエルの寒そうにしながらもうれしそうにカメラに向かって微笑んでいる姿が、珍しかった。やはりワールドチャンピオンが決まっての余裕だろう。

 予選セッション終了直前は、みなウェットタイヤだった。が、予選セッションのほとんどは、ウェットタイヤによる争いだった。ミシュラン勢のウェット時はウェット。対するブリヂストン勢は、インターミディエト。ブリヂストン勢がドライタイヤに変えるのはわかるが、ミシュラン勢がウェットからドライに変えるのが信じられなかった。

 ウィリアムズの1-2グリッドには、ちょっと驚いた。ドライになると、BMWエンジンの元気が存分に発揮されたのは、ほんとすごい。あと、4番手にフレンツェン(プロスト)が来たのが、興味深い。マシンバランスの対決で、すぐに後続に負けるかもしれないが、レースをかき回す要素になってくれる面白いだろうな。

 決勝では、ウィリアムズ勢vsミハエル・シューマッハ(フェラーリ)の対決が見物。

決勝

 また、ミハエル・シューマッハの独壇場。通算52勝。記録更新にはリスペクトを払うが、意外なレースを求める筆者にはつまらん!(最近はそればっかり)

 最初のスタートでフレンツェンがスタートできずに最後尾にまわり、2度目のスタート時に筆者期待のルーキーモントーヤがエンストで最後尾。さらに、ブルティとアーバインによる接触事故のためのレース中断後の再スタートで、ラルフがスターティンググリッドに残される。もう、その時点でミハエルが勝ったも同然だった。

 レース中断後のスタートで、G・フィジケラが2位にジャンプアップしたのが、ほっとに感動的! ちょっと速さの劣るマシンを、マクラーレンのクルサードの前でがんばって走らせるあの姿、脱帽ものです。今年のベネトンの不振が、あれで今年の鬱憤が晴らされたのでは? イタリアGPでは、さらにルノーエンジンをパワーアップさせてくるそうな。楽しみ!

 フィジケラと反対に、バリチェロ(フェラーリ)は何してんねん! 3位を走っていたはずなのに、終わってみれば5位。シケインでフロントウィングを飛ばしている場合ではないぞ。余裕のあるミハエルのアシストを受けられるのは今のうちなのに、そんなんじゃアシストさえ受けられない! もうちょっと、がんばれ!(素人のくせに→筆者)

 アーバインとブルティの事故は、やばかった。アーバインの譲らない質くらい、元チームメイトのブルティくらいわかってなかったのかな? ブルティもひくことを考えなくては。

 ウィリアムズ勢は、スタートで不運だったけど、レース中も不運。とくにモントーヤのエンジンがまた逝った。でもラルフvsジャン・アレジ(ジョーダン・ホンダ)が、熱くてよかった。ジャンがレース後のインタビューで、「HONDAのいいエンジンに感謝。メルセデスやフェラーリと互角に戦える」とべた褒め(誉めすぎ!?)だった。私的なことを申し上げると、うちにもう2週間すると届く新車がホンダなんだけど、ホンダを選んでおいて良かったと思ったり。

 もうひとつ私的なことを申し上げると、ベルギーGPを録るの失敗した。いつも3倍速で録るところを、間違って標準で録ってしまった。だから、後々のことを考えると消さざるを得ないだろうなと思っている。もーそのH社のビデオデッキのリモコンのインタフェースったら、人為ミスを起こしやすい設計なんだから。(愚痴)

 次戦のイタリアGPはまたBMWウィリアムズが強そう。フェラーリがその後についていけるかどうか。ザウバー勢、ジョーダン勢にもがんばって欲しいんだけど・・・。

成績やレースの経過など詳しくは、Daily F1へ。

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