Formula 1 : GP DiaryUpdated on Apr. 2nd, 2001.

第3戦 ブラジルGP

予選

 また、シューマッハ兄弟対決! 予選でのBMWウィリアムズはホントに目を見張るものがある。フェラーリのバリチェロさえも上回ったのだから。

 ホンダ勢の伸びがイマイチでがっかり。ジョーダンはよしとして、問題ありなのがBAR。去年のマシン以下の挙動になっているような気がする。去年のマシンはシーズン終盤にだいぶ良くなったが、今年のBAR003は進化するのかというところまで心配になる。

 マクラーレン勢は相変わらず予選では、フェラーリに遅れをとっている。決勝では変わってくるだろうけど。

 決勝は、ホントにバリチェロに勝って欲しい。たくさんいるブラジル人F1ドライバーの中で、一番勝ちに近い男だし。でも、強くなってきたウィリアムズ勢、決勝は意外と安定しているマクラーレン勢が、それを難しくするんだろうな。

 ミハエル・シューマッハの7連勝なってしまうと、本格的に今年のF1がつまらなくなる。だから、一波乱を願う。

p.s.川井さんの解説がいい感じ。今宮さんよりも情報通っぽいし。

決勝

 期待していたとおりの、波乱のレース展開に筆者大喜び。

 ファン・パブロ・モントーヤ(ウィリアムズ)のセイフティカーピットイン直後のミハエル・シューマッハ(フェラーリ)オーバーテイクは、元CARTチャンピオンらしいなと思った。それにしても、あそこまでミハエルを弾きながらオーバーテイクできるドライバーって、見たことない。セナがいた時代にシューマッハが飛び込んできたみたいに、ミハエルがいる時代にモントーヤが現れた感じ。

 でも、フェルスタッペン(アロウズ)を周回遅れにした直後の、フェルスタッペンの追突はないよな。初完走と初優勝の希望が、飛び散ったのには筆者もショックだった。表彰台の上がまた常連さんの姿しか見られないと思うと、モントーヤにがんばって欲しかったんだ。去年までウィリアムズはラルフ(ウィリアムズ)とコンビを組んでいたバトンはベネトンで苦しいシーズンを送っているが、もしウィリアムズに残っていたら、モントーヤみたいなパフォーマンスができたかもしれない。でもそれが現実には起こっていない。去年あれだけ騒がれたバトンだけど、モントーヤはそれ以上と言うより他ない。

 期待のミハエル・ラルフ兄弟対決は、最初のコーナーまでの勝負は簡単に決着がついてしまったが、その後が楽しみだったのに。またまた、ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)が、追突。ルーベンスはこれで3戦連続、追突事故を起こしている。ホームグランプリで、本人も意気込んでいたけど、予選でうまくいかないは、レースカーが壊れるはの散々な結果。やっぱりヘルメットは、通常通りのデザインのやつを使うべきだったのでは?(参戦100戦目のとき'99年モナコで流行り始めていたメッキヘルを使用したときもリタイヤしている)

 レース終盤で、雨が降ってミハエルの調子が上がってくるのかと思ったら、スピンなんかしたりして。レース後のインタビューで「車が思い通りに動かなかった」といいながらも、何が悪かったかは明かしてくれなかった(ケチッ!)。ミハエル、結構暗い顔していたけど、「別に落ち込んでいないよ」とか強がったりして。やっぱり、連勝を止められたショック? 車が思い撮り動いてくれない、ストレス?

 フェラーリも好きだけど、ホンダも好きよ(市販車が特に最近)。フェラーリの次に勝って欲しいのは、powered by HONDAのマシンなのよ(モントーヤを応援してみたりするくせにっ)。だから、BARとジョーダンの対決が気になる。予選では明らかにジョーダン勢に軍配が上がっていたが、決勝では違っていた。BARのパニスは、何度もオーバーテイクをして見せてくれた。一方のビルヌーブは、どうにもならない感じだったけど。去年、発表したBARに2年間残留を後悔していたりして。ジョーダン勢が1999年に2度優勝したけど、今あのころの強さがまだ感じられないのが物足りない。

 フジテレビの実況や解説で、“ここ7年間のブラジルGPの優勝者はワールドチャンピオンになる”ということだが、今年は違いそう。別に根拠はない。フィーリングでそう筆者が述べているだけ。ハッキネンもだまっちゃいないだろうし。ミハエルの車が、ミハエルの言うことを聞き始めると誰も止められないし。ウィリアムズも調子が上がりっぱなしだし。

成績やレースの経過など詳しくは、Daily F1へ。

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