Formula 1 : GP DiaryUpdated on Jul. 16th, 2001.

第11戦 イギリスGP

予選

 予選セッション1時間の半分は、誰もコース上に出なかった。それは、コース上が午前中に降った雨で多少濡れていたからだそうだ。やっぱりこんなことは、テレビの中継を見ているだけではわからない。(DailyF1.comを読んで知ったんだ)

 ライコネン(ザウバー)がコース上に出て、やっと予選の競り合いが始まった。でもライコネンがマークしたタイムは、フリー走行の最高タイム(1分22秒827-ハッキネン<マクラーレン>)よりもちょっと遅い1分23秒台。追って出てきたハッキネンが、1分22秒台に入れてくる。そして、ミハエル(フェラーリ)が1分21秒台に突入。筆者は1分21秒台がポールタイムになるだろうと思ったら、ハッキネンが1分20秒台に入れてくる。さらにミハエル刻んで、1分20秒447で結局ポールを獲得。いつもポールが取れないシルバーストーンで、今シーズンの勢いに任せてミハエルがポール。

 でも、ミハエルのすぐ後ろが違う。ハッキネンとクルサードのマクラーレン勢がそろって、すぐ後ろにいるのだ。さらにジョーダン勢も続いている。明日の1コーナーは見物だぞ!

※ジャガーのフロントウィングがホワイトからグリーンに変わった! デザインに重厚さが増した感じ。ブリティッシュグリーンに惚れ惚れ。

決勝

 予選コメントの最後の“1コーナーは見物”発言はハッキネンvsミハエルに注目したもののはずだったが、1コーナーではトゥルーリ(ジョーダン)とクルサードが接触。せっかくのチャンスを、トゥルーリはまたダメにしてしまったかとがっかり。今度のレースでこそ、ジョーダン・ホンダのパワーを見ることができると思ったのに。

 今回のレース中もいろんなところでデッドヒートは見られたが、アレジ(プロスト)vsビルヌーブ(BAR)の争いもなかなか熱かった。

 ミハエルがハッキネンを先行したが、途中1コーナーで道を譲ることになる。たぶんチャンピオンシップを大きくリードしているからだろう。リードしていなければ、ぶつけていくんじゃないかな。そしてミハエルはどんどん置いて行かれる。逆にハッキネンはリードを広げまくる。そして優勝。トップの方は熾烈な争いなく、順位が決まってしまったのが今回のGPのつまんないところだったかな。でも、ここしばらく(11ヶ月!)優勝から遠ざかっていた、ハッキネンの優勝を称えたい。ホントに今年は不運続きだったから。

 次戦のドイツはまたBMWパワーが炸裂しそうな予感。ミハエルの通算51勝する確率、筆者は25パーセントと踏んでいる。

成績やレースの経過など詳しくは、Daily F1へ。

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