Formula 1 : GP DiaryUpdated on Aug. 19th, 2001.

第13戦 ハンガリーGP

予選

 2戦ぶりに、ミハエルのポール。2回のアタックで、他を寄せ付けなかった。すごい! 低速サーキットは、F2001+ミハエルなら最強だ。

 ハンガリーから、アレジがジョーダンに、フレンツェンがプロストに移籍。まだ両者ともマシンに馴染まないながらのアタック。アレジが最終コーナーでパワードリフトしているところがテレビ画面に映ったが、エンジンパワーに慣れていない証拠かな? それとも、「パワーステアリング邪魔なんだ。取ってくれ!」と言う前兆なのか?

 クルサード(マクラーレン)がなんとか2番手につけた。ミハエルを追って2位を維持できれば、ドライバースチャンピオンが決まらなくてすむし、ミハエルを追い越すことが出来れば面白いレース展開になること間違いなし。

 ウィリアムズ勢は、トップに躍り出なかった。ある程度予想できていたことである。彼らは、中高速サーキットがお得意のようだから。

 フェラーリのハイダウンフォース仕様は中ダウンフォース仕様とあまり変わり映えしないが、ウィリアムズ、マクラーレンともBARが使っていたリヤウィングのちょっと手前に補助ウィングをもう一枚つけていた。さらに、センターウィングをつけたマシンもいくつかあった。そういう意味では、ウィリアムズのマシンがちょっとバランスの印象が違っていた。

決勝

 終わってみれば、ミハエル・シューマッハ2001年ワールドチャンピオン決定、通算51勝。さらに、フェラーリのコンストラクターズタイトル決定。これで残りのレースは、トップ以外の争いに焦点が移ることになる。

 スタートはフェラーリ勢は文句なし。クルサード(マクラーレン)のいた2ndグリッドは一般的に汚れている方で、スタート失敗。バリチェロに交わされる。筆者は最近、相変わらずフェラーリは好きだが、とくに応援しているといわけではなく、面白いレース展開を期待している。同じチーム同士のドライバーが1-2体勢を築くと、レースが面白くなくなるから、できればクルサードにポジションキープをして欲しかった。

 そのクルサードと2バリチェロは、それぞれが別々のラップで行った2回のピットストップで、順位が逆転した。バリチェロは(2位→3位→2位)、クルサードは(3位→2位→3位)。この入れ替わりが、このレースで一番見ていて楽しかったかな。

 ベネトンがニューフロントウィングを投入してきた。けど、走りに変化なしのようだ。解説の森脇さんは、良くなっているとおっしゃっていたが、森脇さんに比べて素人目の筆者にはわからなかった。たしかに、ドイツのダブル入賞は良かったんだけど。あれは、他のチームの信頼性のなさに助けられた感が否めない。

 ハッキネンかわいそう。マクラーレンが給油量を間違えて、ピットイン回数を1回増やさざるを得なかった。マクラーレンというチームは、いつからこんなガタガタになったんだろう。争っていたラルフもすごかった。ドライブもだけど、BMWのエンジンパワーが。

 残りのレースは、ミハエルがバリチェロをサポートするという。心にゆとりができると、めっぽう強いミハエルの前に、敵がバッタバッタと倒れているところが、思い浮かぶ。

成績やレースの経過など詳しくは、Daily F1へ。

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