Formula 1 : GP DiaryUpdated on Mar. 20th, 2001.

第2戦 マレーシアGP

予選

 ラルフ(ウィリアムズ)が突然、速さで頭角を現して驚いた。兄ミハエル(フェラーリ)とトップタイムを塗り替え合う様は、約年続いているフェラーリ勢vsマクラーレン勢の争いに飽きた我々を、本当に楽しませてくれた。

 トップ勢に限らず、順位変動が激しいのが、見てておもしろい!

 マクラーレン勢が予選で、元気がない。これは雑誌で今宮さんも書いていることだ。今年から突然ハイノーズにしたのが、良くなかったんじゃないかと、単純なことを筆者は踏んでいる。ミナルディのマシンが予選の最初の方にテレビに現れたとき、マクラーレンのマシンと大差ない外見に見間違えてしまったくらい。(我ながら失礼な表現だなぁ)

決勝

 川井さんのピットリポートで、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)がTカーを使うと言ってた。それを聞いて筆者、ミハエルの勝利が遠のいたような気がした。1997年のハンガリーで、レースカーとTカーに大きな差があって、それが原因で優勝できなかったということがあってさ。でもあのころのように、レースカーとTカーに大きな差がないんだね。しっかり優勝したし。

 スタート直後のバリチェロ(フェラーリ)とラルフ(ウィリアムズ)の接触は、意外とメディアで大きく取り上げられていないけど、筆者はあえて取り上げたい。オーストラリアでバリチェロがフレンツェン(ジョーダン)と接触してコースの外へはじき飛ばした時、落ち度はバリチェロにあった。今回のスタートではバリチェロは完全に失敗し、ラルフが伸びてきて明らかにバリチェロの前に出ていた。のにも関わらず、ラルフの内側に入って、ラルフを押していった。これは、バリチェロに落ち度ありと筆者は判断している。バリチェロの雨の中の走行は、良かったけど。次のブラジルでは、バリチェロの清い走りを期待している。

 マレーシアの雨は、スパウェザーを思い起こさせた。でもベルギーの場合は涼しくて、マレーシアの場合は暑いという違いはあるんだろうけど。スパで雨がたくさん降ってもコースアウトするマシンは少ないけど、マレーシアではホントたくさんのマシンがくるくる回っていた。車によっては、再走行不可能。なんとなくオーバーラップしたイメージを書いてみた。

 ヨス・フェルスタッペン(アロウズ)の走りも良かった。シャーシのコーナリング性能が決して良くなさそうなのに、ちゃんとハッキネン(マクラーレン)を押さえているところが、見ていて不思議なくらい良かった。

 あまりまとまりのない感想になったが、この辺で終わり。次戦ブラジルでは、バリチェロに優勝していただきたいな。2001年シーズンが感動的なものになるから。

成績やレースの経過など詳しくは、Daily F1へ。

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