川井さんのピットリポートで、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)がTカーを使うと言ってた。それを聞いて筆者、ミハエルの勝利が遠のいたような気がした。1997年のハンガリーで、レースカーとTカーに大きな差があって、それが原因で優勝できなかったということがあってさ。でもあのころのように、レースカーとTカーに大きな差がないんだね。しっかり優勝したし。
スタート直後のバリチェロ(フェラーリ)とラルフ(ウィリアムズ)の接触は、意外とメディアで大きく取り上げられていないけど、筆者はあえて取り上げたい。オーストラリアでバリチェロがフレンツェン(ジョーダン)と接触してコースの外へはじき飛ばした時、落ち度はバリチェロにあった。今回のスタートではバリチェロは完全に失敗し、ラルフが伸びてきて明らかにバリチェロの前に出ていた。のにも関わらず、ラルフの内側に入って、ラルフを押していった。これは、バリチェロに落ち度ありと筆者は判断している。バリチェロの雨の中の走行は、良かったけど。次のブラジルでは、バリチェロの清い走りを期待している。
マレーシアの雨は、スパウェザーを思い起こさせた。でもベルギーの場合は涼しくて、マレーシアの場合は暑いという違いはあるんだろうけど。スパで雨がたくさん降ってもコースアウトするマシンは少ないけど、マレーシアではホントたくさんのマシンがくるくる回っていた。車によっては、再走行不可能。なんとなくオーバーラップしたイメージを書いてみた。
ヨス・フェルスタッペン(アロウズ)の走りも良かった。シャーシのコーナリング性能が決して良くなさそうなのに、ちゃんとハッキネン(マクラーレン)を押さえているところが、見ていて不思議なくらい良かった。
あまりまとまりのない感想になったが、この辺で終わり。次戦ブラジルでは、バリチェロに優勝していただきたいな。2001年シーズンが感動的なものになるから。