TCS(トラクション・コントロール・システム)だけが復活したのかと思ったら、それ以外の各部の電子制御も解禁になったんだそうな。つまり、セミATではないオートマチックもあり、スタート時のホイールスピンをなくす(スタート・ランチ/start launch)システムもあり。
フェラーリはスタート・ランチをテストで繰り返し使って自信があったはずなのに、バリチェロスタートで出遅れ。クルサードは、スタート・ランチ・システムの切り替えに失敗して、エンジン・ストールという噂。
レース序盤で、復帰第1戦のデ・ラ・ロサ(ジャガー)とフレンツェン(ジョーダン)が接触。去年もデ・ラ・ロサはアレジとぶつかっている。地元だから、ちょっと力が入りすぎち? フレンツェンは、今年ほんと不運。
しばらくしてフィジケラ(ベネトン)とアロンソ(ミナルディ)が争っている場面が、テレビに映った。たぶん地元アロンソの映像を捕らえたんだろうけど、ベネトンがあそこまで戦闘力がないのかというところを見せつけられた。
ラルフ・シューマッハは、サンマリノで初優勝し、最近婚約を発表したり、スピード違反で捕まったり。話題に事欠かないけど、スペインではブレーキトラブルで、単独スピン。一気に彼周辺が静まり返った!?
トゥルーリ(ジョーダン)とモントーヤ(ウィリアムズ)の対決も、静かなレース展開の中では熱かった。ピットストップで前に出たモントーヤは2位になった。一方のトゥルーリは5位。予選は良くても、決勝で(いつもいろいろな事情で)速くなれないトゥルーリ。ガンバ。
2度目のピットストップ後、だんだん置いて行かれるミハエル・シューマッハ(フェラーリ)、逃げるミカ・ハッキネン(マクラーレン)。もう勝負ありと思ったファイナルラップで、ハッキネンマシントラブル。レース後ミハエルは「ミカに申し訳ない。こういう勝ち方は好きじゃないけど・・・」とコメント。それにしても、強運の持ち主だなぁ。その運を、運のついていない他のドライバーにあげて欲しいくらい。でも、そうはせず突き進むのが、ミハエル。
忘れてはならないこと。ホンダ勢がやっと表彰台をつかんだこと。しかも、BARの立ち上げの時から、がんばってきたジャック・ビルヌーブ(BAR)が表彰台に上がった。責任者の西澤さんは「表彰台の真ん中ねらいますよ」って言ってたけど、近い将来そういうことが起こることを願ってます。でも、時間かかりそうじゃない!?