ベルギーGPは、今年をもってグランプリカレンダーからはずされる。今回のGP直前になって、タバコの広告禁止になるなどの問題もそのひとつ。ほかにも理由があるようだ。
さて、またもマクラーレン、ワンツー。優勝はクルサード。ドライバーズポイントをアーバインと争っているはずのハッキネンは、2位。レース終了後、マスコミはマクラーレンの監督さんロン・デニスにしきりに、「何でミカ・ハッキネンに優勝させなかったのですか?」と聞く様子がレース中継の最後に流れた。マクラーレンチームは、結構不可解な作戦や指令を出すことがあるが、その哲学には深いものを感じるとしかいいようがない。なぜ、チームオーダーで順位の入れ替えをしなかったのか。
フェラーリ、実は最後の最後まで遅くはなかった。アーバインが、最高速330km/hを記録したのだ。いくらタイムが上がってこなくても、ちょっくら満足。とにもかくにもアーバインのF1レース人生の中で、ベルギーではついていないことが多かったそうで、今回の入賞は幸運と考えるべきなようだ。
ヒルは6位入賞、その調子。サロ、7位でミハエルの代役全う。お疲れさん。