Journey to the Bonin Islands.Updated on Oct. 1st, 2001.

[1日目:出発、2日目:父島上陸][3日目:台風接近、4日目:島内観光][5日目:島内観光][6日目:パパヤツアー][7日目:きりまるツアー][8日目:最終日、リンク集]

5日目

この日も一度7:00に起きるが、雨が降る音がしたので、幻滅して二度寝。8:00過ぎて、活動開始。

9:00頃、エスコートというダイバーズショップへ行ってみる。台風前からドルフィンスイムの船についてお聞きしてきたが、実は既に予約殺到とのこと。後々になって知ったが、エスコートはPADI会員だけあってやはりダイビングが専門とのこと。ダイビングに行ったついでに、ドルフィンスイムをする感じなんだろう。

エスコートの人に勧められて、パパヤにドルフィンスイムの申し込みに行く。そこで、父島まわりのドルフィンスイム、南島上陸、マッコウクジラウォッチングツアーの参加申し込み。参加費10,000円+水中3点セット(マスク・スノーケル・フィン)レンタル500円+保険800円(合わせて11,300円也)と当初の予算を上回る額になってしまったが、滞在日数の残りが少なくなってきていて1日コースのドルフィンスイムに参加できるのも残り2日だったので、納得せざるを得なかった。これで、翌日の予定が立った。

そのまた翌日(7日目)のドルフィンスイムツアーの予約を、間髪置かずに電話でした。後でわかったのだが、どうもきりまるの船長に電話したようだった。これで、6・7日目のツアー参加のめどが立って、ひと安心。本来の目標が達成できる運びとなった。今日は安心して島内観光の続きができる。

お昼まで再びビジターセンターへ行って、島の生活・自然・歴史に関するナレーション付きスライドをたくさん見た(実はこのときにボニンの意味を調べた)。その後、カップそばを買って宿に戻って、大神山展望台へと出かけた。


大神山メイン展望台から一望できる二見湾
<対岸左の方から順に>左の方の埠頭が赤灯台、その奥の高い山が旭山、その右の1つ目の半島の右隣が境浦海岸、停泊船の向こう側の小さな島が要岩、陸の右端が野羊山
<こちら側の真ん中ヘンから順に>埠頭の先が青灯台、その右の町が大村と大村海岸、右の方の山が船見山


大神山パノラマ展望台から二見湾方向


大神山パノラマ展望台から一望できる兄島方向

大神山公園全域の地図


展望台周辺地図(ズーム)


タコの木
大神山展望台入り口を父島に上陸した初日に通りかかって、見つけていた。もし暇があれば登ってみようと思っていた。

この展望台には、メイン展望台・山頂展望台・パノラマ展望台と3箇所ある。メイン展望台に登るのに、湾岸通りから10分くらいかかった。気分はハイキング。山頂展望台はメインからすぐのところにあるが、パノラマ展望台は5分くらい歩かなければ行けない。メインとパノラマ展望台は眺めが良かったが、山頂展望台はそうでもなかった。山頂付近で、大きなパイナップルの木のように見える、タコの木が見られた。パノラマ展望台にほとんど人が来ないので、1時間近く日記帳の書き込みをしていた。

展望台から下りたら、靴にたくさんの赤土がついていた。この土は歩いているうちに落ちるかと思ったら、なんと最終日までついたままだった。 <大神山の地質(山頂の説明板)>大神山の地質は、海底火山の溶岩が冷えて固まるうちにばらばらに砕けて堆積した角礫岩という岩盤からなっており、もろくて崩れやすい特徴があります。


大村の町から1,500m


道の左にガジュマル


道の右にもガジュマル


野生のアロエ


南国独特の植物がたくさん

三日月山登っている途中
に見えた大村の町


波の様子が気になる


ははじま丸が帰ってきた


ウェザーステーションと
お日さま


雲が相変わらず多い


名前を忘れたが、三日月山で
頻繁に見かける鳥たち

小笠原についてのいくつかのHPやガイドマップで、三日月山展望台/ウェザーステーションからの眺めがいいらしいことを知っていたので、とりあえず行ってみた。大神山展望台とは反対側の町はずれから、三日月山展望台へと続くアスファルトの道づたいに歩いていった。途中、立派なガジュマルの木を見たり、野生のアロエ(らしきもの)を見たり。アスファルトの道も、たくさんの木々に囲まれ、木のいい香りが漂っていた。

ウェザーステーションといっても、無人の小屋があるだけで、人が常駐してはいなさそうだった。天気が良く、海が穏やかだと、三日月山展望台からホエールウォッチングできるらしい。筆者が海の様子をビデオ撮影していると、東京都の職員の方2人(年齢50-60歳代)が休憩しにやってきた。その方たちとは、小笠原に台風が直撃したときのお話、三日月山でよく見かけられる鳥の名前(忘れた)のお話をした。その方たちは、三日月山のどっかの現場監督をしていらっしゃるとのこと。

しばらくすると、ははじま丸が見えてきた。おそらく台風一過、初めて母島へ行ったのが帰ってきたのだろう。


三日月山展望台からのパノラマ


支庁(左)と
大村小・中学校(右)


その向かい側に生えるブンタン
実がデカイ


宿からも見える郵便局


郵便局の隣の警察署
パトカーの車種に注目
三日月山から下山して、一度宿に戻り、スーパーや土産物屋さんを覗いてみた。食べ物屋さんはもう少し遅くまでやっているが、スーパーや土産物屋さんは18:00で閉店してしまうので、どうしても食事の前に行く必要があるのだ。

土産物を見ていると、ちょっとしたお菓子のラベルの販売者のところに、「八丈島」と書かれたものが多かった。筆者は、小笠原村産の「小笠原パッションフルーツゴーフレット」を購入した。


悠悠


壁のおしながき


四角豆天ぷら定食


四角豆天ぷら(ズーム)
夕食は、悠悠というところで食べた。最初のれんをくぐると、おばあさんがタバコを吸い、そのお孫さん(中学生くらいかなぁ)がマンガを読んでいた。「営業中ですよね」とちょっと確かめてしまったほどの雰囲気だった。

筆者、島料理が食べたい一心に、「おすすめ、あります?」と聞いてみた。すると、おばあさんが「島のオクラの天ぷらや四角豆の天ぷらがいいよ」と勧めてくれた。そこで筆者は、「四角豆の天ぷらを定食で」と注文した。お店のテレビでは、東京のスーパーの特売に関する特集が流れている。それを見ておばあさんが思わず、「見てるとむかついてくるよ。島では何でも物が高いでしょ? お店ではできるだけ安く出したいと悩んでいるのに・・・」といいながらチャンネルを変えていた。

おばあさんが僕の定食を作り終えると、バイト(?)の女の子が、料理を持ってきてくれた。おばあさんが、「そこに出したのほとんど島のものだよ。内地では春頃旬のタケノコ、小笠原では今が旬なのよ」と教えてくださった。四角豆は、四つ角の星形の断面で、サヤエンドウのように細長い。食感も、サヤエンドウのようだった。

お店の雰囲気が気に入った筆者、翌々日のドルフィンスイムに持っていくおにぎりの予約を入れることにした。

宿に帰って、いつもより少し早めに寝た。翌日のパパヤのドルフィンスイムツアーに備えて。

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