Journey to the Bonin Islands.Updated on Oct. 4th, 2001.

[1日目:出発、2日目:父島上陸][3日目:台風接近、4日目:島内観光][5日目:島内観光][6日目:パパヤツアー][7日目:きりまるツアー][8日目:最終日、リンク集]

8日目

7:24に地震があったので、起きた。テレビで地震速報が7分後くらいに出た。震度4らしいが、体感的には3以下だった。

朝食後、部屋をチェックアウト。荷物を預けて、バスに乗って境浦海岸へ。濱江丸のところへ泳いでみたかったんだ。


エンジン部分あたりが露出


海側から濱江丸と陸


この水面下に濱江丸の端がある


おが丸と濱江丸ツーショット

海岸に行ってみると一人だった。でもしばらくすると、昨日のきりまるで見かけた人たちがやってきた。濱江丸は、海岸から70mくらいのところにあった。泳いでみるとけっこうな距離だ。水中は、まだ台風の濁りが取りきれていなかった。水中カメラの撮影を1枚だけにしてしまったほどだ。濱江丸の近くの水中には、たくさんの部品が散らばっていた。船自体にサンゴが生えているところがあった。濁っているせいもあってか、魚はあまりいなかった。

水中写真はあきらめて、水面から近づかないと見えない濱江丸の姿を撮影することにした。ちょうど境浦海岸にいるときに、おがさわら丸が入港するのが見えた。そこで、濱江丸とのツーショットを撮影してみた。

2時間弱境浦海岸で過ごした後、早めにバス停でバスを待っていると、道路の反対側の崖にたくさんの山羊たちが下りてきて、草や木の葉をむしり取って食べていた。デジカメは宿に置いてきていて、レンズ付きフィルムは使い切ってしまっていたので、その光景は撮影できなかったのが残念でならなかった。


一遊のムロアジフライ


二見港のガジュマル(前から)


二見港のガジュマル(後ろから)


出発20分前のおがさわら丸


宿に帰って、シャワー浴びて、着替えて。一遊へ、小笠原で最後の昼ご飯を食べに行った。

「今日こそはサワラ丼を」と思って注文したが、お昼時の最後だったらしく、またなかった。代わりにムロアジのフライにした。食べ終わって店を出たのが、13:20。船が出るのが、14:00。

急いで悠悠に、注文しておいた弁当を取りに行く。お店のおばあさんが、テレビを見ながら僕を待っていてくれた。「一生懸命作ったからね」と手渡してくれた。「ついでにこれ持っていって。島で採れたのだからね。皮ごと食べられるよ。」とグァバも2個もらった(嬉)。

宿の奥さんに挨拶して、宿を出る。重い荷物を持って、二見船客待合所へ。途中、小祝スーパーでウミガメの缶詰(1缶1,500円!)を購入して、二見港のガジュマルを撮影して、船に乗り込む。


パパヤの横断幕


おがさわら丸見送りの人たち


船の左から追ってくる
クルーザーたち


船の右から追ってくる
クルーザーたち


先ほどまでいた境浦海岸と
濱江丸


二見湾から外洋へ

最後の父島の姿


カツオドリがおが丸を追いかけてきた

二見船客待合所は、とても混んでいた。乗船引換所で列に並んでいるとき、一遊でご一緒したお兄さんとお会いした。「もう帰るんですか? 楽しめました?」と聞かれた。小笠原にもう少し長くいれば、こういう感じで友達がどんどんできるんだろうなと思った。

船に乗る頃、強い雨が降りだした。そういえば宿のご主人が、「おが丸出港の時間は雨が降りやすい」と言っていたっけ。この前の出港の時もそうだった。

おが丸に乗って、荷物を置いて、カメラを持ってすぐにデッキへ上がった。

船が出発して30分、二見湾を出るまで、パパヤ・父島タクシーなどのクルーザーが7隻くらい、おが丸の左右から追ってきた。それらのクルーザーからは、いつまでも手を振っていてくれて、最後には船上から海に飛び込むパフォーマンスを見せてくれるクルーザーもあった。

カツオドリが、最後の見送りをしてくれた。「君(カツオドリ)、南島から来たの?」 二見湾の外に出ると海は晴れていた。そこから雲のかかった父島の姿を見ると、後ろ髪引かれる思いになる。「ああ、またイルカに逢いたい!」


夕日を見にデッキに
集まった人たち











夕方まで、デッキで昼寝したり、読書したり、景色に見とれたりする。聟島を通過する頃、たまたまトビウオが飛ぶところを見た。感動した!

夕暮れになると、デッキに人がたくさん集まってきた。内地に帰ると、夕日に見とれている暇のない生活が再び始まると思うと、憂鬱になる。


おがさわら丸のラウンジ


悠悠のお弁当



7:30八丈島を通過


9:00三宅島を通過


東京湾方向の空

夕暮れ後は、船のラウンジで過ごした。2等客室の自分の毛布のところにいても、縮こまっているだけで面白くないからだ。おが丸の東京出発時に積んできたであろう新聞を読んだり、弁当食べたり(まわりを見渡す限り、筆者のが一番の弁当だった!)、読書したりした。そして、22:30には寝た。

翌朝は6:30に起きた。シャワーを浴びて、外デッキへ。テレビの天気予報では東京は曇りだけど、船の外は大島あたりまで晴れだった。東京湾は濃霧で、景色がよく見えなかった。15:20に竹芝桟橋に到着し、無事小笠原からの船旅を終えた。

番外編写真


悠悠でいただいたグァバの実


グァバの切り口


左が母島レモン、右がダイダイ


ウミガメの缶詰


小笠原の車は品川ナンバー
(村営バス)


筆者が使った
水中レンズ付きフィルム

小笠原・イルカ リンク集

小笠原観光協会島のこと、町のこと、宿のこと、ツアーのことなど、小笠原の観光について知りたいなら、まずは観光協会のHPを。
東京都小笠原村小笠原村のオフィシャルHP。
小笠原海運東京の竹芝桟橋と小笠原父島の二見港を往復する、おがさわら丸のオフィシャルHP。
小笠原チャンネル小笠原に関する最新情報は、こちら。
小笠原新聞社島のローカル紙、小笠原新聞社のHP
きりまるグラスボートの大型クルーザーで、ドルフィンスイム・ウミヘビの餌付けショーや、小笠原周辺の島へのツアーをしている。
パパヤマリンスポーツ宿と小笠原周辺のドルフィンスイム、ダイビング、ホエールウォッチングをやっているマリンスポーツショップ。
今月の小笠原ドルフィンスイム、ホエールウォッチング専門のシータックのスタッフが、小笠原の様子がほぼ毎日書き込まれるページ。
今日の父島シートピアのスタッフがほぼ毎日更新している、小笠原の日記ページ。
Shinobu SAMA SAMA筆者が小笠原へ行こうと思うきっかけになったページ。
オガサワラの休日小笠原で9泊なさった、Pedalianさんの旅の記録。
一人旅のススメ筆者に一人旅のやる気を起こさせたページ。このページの筆者の湯一路さんは、日本各地を一人旅していらっしゃいます。
小笠原旅行記Tsuyoshiさんの小笠原旅行記。
Area 小笠原・旅行記小笠原旅行記のリンク集。
☆DNA〜イルカになる日〜イルカと泳いだことについて書かれていたり、イルカの写真や壁紙カレンダーがたくさんあります。
イルカ関連日本各地でできるドルフィンウォッチング、ドルフィンスイムについて。

編集後記

“野生のイルカに逢う”という目標を達成できて良かった。台風シーズンで致し方なかったが、もう2・3日いい天気の日を過ごしたかった。またイルカに逢いたいし、取得以来使っていないダイバーズライセンスを行使するためにも、将来また小笠原を訪れたい。

このHPをお読みいただいて、小笠原に行きたいという気持ちになっていただければ幸いです。

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