Journey to ChinaUpdated on Oct. 28th, 2003.


宮廷料理のお店で昼食


え?宮廷料理ってこんなもんなの?
ただの炒め物づくしに見えるんですけど


日本の七福神にあたる中国の8人の神様


故宮の宝物でも見た打楽器
このレストランの商品らしいが
値段は目玉が飛び出てしまうほどである
宮廷料理屋さんで昼食を食べた。店内は宮廷の雰囲気が漂っていたが、料理はそうなのかな?と思えた程度。それはもしかしたら、絵が剥げまくっているお皿で食べたから?

胡同(フートン)巡り

午前中に故宮の観光を予定通り終え、筆者が搭乗する飛行機までかなりの時間があるので、200元で胡同(フートン)巡りツアーを申し込むことにした。胡同とは路地のことで、昔ながらの北京の街並みを三輪車で連れ回して見せてくれるツアーだ。2008年の北京オリンピックのため、また建築ラッシュに飲み込まれるのが時間の問題と言われているということを聞き、申し込むことを決心した。

街を少し外れたところ
車の中から


筆者フートン巡りの三輪車に


北京の旧市街をつれ回してくれる


600年前からの息吹が
ほぼそのまま残っている

平均的な民家の門


商人の家の門
上の梁の装飾と下の門脇の作りから
階級が見分けられるという


白昼街角で麻雀に興じる人たち


21世紀と5世紀前がミックスされた感じ

そして北京土着人の家庭訪問


北京のおばあさんと記念撮影


家の中はこんな感じ


冬は練炭を燃やして暖をとるという

運河沿いの道
メインストリートのようだった


鐘楼


銀錠観


昔は物資の輸送に大活躍だった
という水路にかかる銀錠観橋

銀錠観橋からの眺めは
昔から素晴らしいと言われ続けている


ほのぼの北京人生活


小さな湖の向こう側にあづまやが
600〜700年前の建物を大事にして、北京の人々は住んできたという。ツアーの中で家庭訪問をさせてくれて、北京土着の方の家の中を見せていただいたり、お話をすることができた。筆者が訪れたのは、子育てを終えた老夫婦のお宅。息子さんはどこかの大学で先生を、娘さんは北京空港で働いているという。

温かいウーロン茶とひまわりの種(殻つき)とナツメの実を出して、もてなしてくれた。

日常生活の生活水準は、筆者が思っていたよりは高かった。水道はちゃんと通ってるし、電気もばっちり、テレビもあった。が、冬の暖は練炭を燃やしてお湯を温め、それをパイプを通じて室内に送る。台所の火は、プロパンガスボンベから取っているようだった。北京の観光名所だけでなく、影に隠れてしまい勝ちな庶民の生活に触れることができて、満足した。


都市部の交通は「勇気」優先(笑)


建設がすすむ高層マンション群


現代建築と中国古来の建築が入り混じる


中国農業展覧館

農業展覧館向かい側のお茶屋さん


目の前でお茶を入れて試飲させてくれる


ウーロン茶の正式な入れ方は
このような茶器を使ってひっくり返し
香りを味わってからお茶を一気に飲む


昔の主席の飛行機
アメリカでいうAir Force One

中国Microsoft


北京空港の国内線チェックインカウンター
周辺はたくさんの人たち


空港の書店を覗くと
見たことがある本の中国語版が


ヒラリーは希拉里って書くのね

空港の待合室では座れず
筆者は窓際でPCを開いて写真整理


筆者の飛行機
16:55発の予定が18:00発に変更に


早くも2008年五輪北京大会のロゴが
次なる目的地西安へ向かうため、北京空港に戻った。途中、前日に引き続きお茶屋さんへ行った。中国のお茶を楽しむため。別にお茶を買うためではない。そのお茶屋さんの近くにあった、古い飛行機に惹かれてしまったが。

北京空港は、成田空港のハイシーズン並みの混み具合だった。空港内の空気がちょっときれいだなと思ったら、どうやら喫煙所とレストラン以外は禁煙のようだった。日本より10年程度遅れていると言われる中国だが、分煙化がしっかりされている点には、感心した。

筆者が乗る予定だった飛行機は、出発時間が遅れた。待合所の椅子に空きはなく、窓際に座ってポテチをかじりながらPCを開いて写真整理をしていた。


B757の海南航空


見たことも聞いたこともない
中国の航空会社が窓から見える


スナックくらいは覚悟していたけど、
肉あんかけ麺と漬物とパンが出た
少し食べてあとは夜のためにお腹を空けておいた


西安空港到着
JALのツアーではあるけれども、中国国内の移動は全て現地の航空会社の飛行機に乗るようである。機内放送は全て中国語か英語だった。

機内ドリンクサービスの時に英語で注文したら、筆者:アジア人=中国人と思われたらしく、英語が中国語に聞こえたらしく、訳のわからないことを言い返されてしまった。負けじと、英語で“Peach juice please.”と言ったら通じた。今となっては後の祭りだが、「桃汁」と紙に書けば一発で通じたんだろうな。

西安に到着してから夕食が待っていることがわかっているにもかかわらず、機内食を出されてしまったので、とりあえず食べておいた。肉あんかけ麺(ちゃんとした料理名があるんだろうか?)だった。筆者好みの味。

筆者は窓側の席に座ったのだが、真っ暗で全く外の様子を伺うことができなかった。日本なら、どんな田舎でも灯りがポツポツ見えるのだが、中国は全く灯りがないところが多い。そんなところにも、お国の違いを感じた。


10/1オープンしたばかりの新空港


PowerBookのCMで見たことある
中国人バスケ選手だっ

西安市街地、車の中から


西安のシンボル、鐘楼


西安の城壁と西門


西安市街地、車の中から
西安に到着して、西安市内の日航ホテルに直行。そこで、三国志にまつわる料理“三国宴”が食べられる。

西安空港は市街から車で1時間程離れたところにある。高速道路は電灯がついていて明るいのだが、その周りは電灯一つない。ガイドさんに聞くに、畑だという。小麦やとうもろこしが採れるそうである。


三国宴


桃園三結義
しいたけ、いか、えびの前菜盛り合わせ
手前の桃の木はチョコレート細工


苦肉の策
にがうりにえびが埋め込んである


巧布八陣図
諸葛孔明の得意とする配軍
エッグドロップスープ

水えんす七軍
四川水煮豆腐


火焼連営
ベイクド・ミニ八宝飯


ちょっとついた焦げ目と甘さの
バランスがよいお菓子みたいな料理


三分天下
しいたけ、まいたけ、きくらげで

封金(てへんに圭)印
玉子やとうもろこしで
黄金を表した五目炒飯


岐山麺
西省の名産品小麦から作られる麺
おつゆは中国人好みのからすっぱ


群英会
季節フルーツの盛り合わせ
瓜、林檎、葡萄
三国宴は、中国で食べたもっともおいしい中華料理だった。日航ホテルだけに、日本人向けに味付け・出し方に配慮してあったからだろう。それに、素材が厳選されたものだったようだ。


唐華賓館


唐華賓館の室内


この旅いちばんの豪華さ
今夜の宿は、唐華賓館。西安市街の南側のちょっと離れた静かな場所にある、ホテルである。とてもきれいで、北京で泊まっていたホテルよりワンランク上であることを実感。



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