編集後記
筆者にとっては中国はアジアで2カ国目の訪問国であるが、十分に異国情緒を味わえた。中国の歴史や言語を少し勉強すれば、もっと楽しめたかもしれないと後巻きながら思う。
中国の国民性を少し垣間見ることができた。日本では「中国は急激に成長中」と報道されているが、実はその成長はほんの一部で、中国じゅうの誰もがそう思っているわけではないようだった。とくに筆者がお世話になった現地スタッフの方で年齢が近い人たちは、皆「日本に行ってみたいけど、住みたいとは思わない」と言っていた(会社の中国人の友人は永住したいと言っている)。日本人相手の観光のためだけに、日本語を勉強しているようだ。どこの国にもある考え方かもしれない、「自分の生まれたこの国が一番」という考え方は。そして彼らは、僕らと同じようにインターネットや携帯電話を使って通信を行っている。
中国人は細かいことをあまり気にしないようだ。街や観光名所で歩いていると、ぶつかってきても謝らない。それに、道路の交通もバス・トラック・車・自転車・人が入り混じったり、「勇気を持った人優先」主義が基本となっている。
北京・西安・桂林・上海と訪れたが、北京・上海はもうしばらく滞在したいと思った。また、それ以外にも大連・蘇州・広州・四川・黄河などまだ訪れていないところが多い。しばらくしたら(何カ国か別の国を訪れてから)、いろいろ成長した中国にまた訪れてみたい。
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