Journey to Switzerland.Updated on Sep. 4th, 2000.

[1日目〜ルツェルン][2日目(1)ルツェルン][2日目(2)ルツェルン][3日目アルトドルフ、ツェルマット]
[4日目ツェルマット][5日目インタラーケン、グリンデルワルト][6日目グリンデルワルト]
[7日目グリンデルワルト〜ベルン][8日目ベルン〜ジュネーブ][9日目ジュネーブ〜]


 筆者は2000年8月10日〜18日、スイスを旅してきた。

 スイスへの旅はもともと、筆者の両親の夫婦旅行になるはずだった。が、父の仕事の都合で行けなくなり、代わって筆者が母に同行した。

 幸運にも筆者は、小さい頃からいろいろな国に親に連れてってもらっているのだが、今まで訪れた国はいずれも日本から太平洋上か太平洋を渡って行ったところにある。今回はじめて日本海・シベリアを渡ってヨーロッパを訪れた。

 スイスについては、永世中立国、国連機関がある、ミハエル・シューマッハ(F1ドライバー)の自宅がある、ザウバー(F1チーム) のお膝元というくらいのことしか知らなかった。この旅行で筆者は初めて、肌身でスイスを感じてきた。



離陸前の翼


離陸後の翼
 8月10日、10:40発のJAL451(スイス航空/日本航空共同運航)便で、成田から一路チューリッヒ(Zurich)へ向かう。

 筆者は、飛行機に乗るのが好きだ。乾燥する機内はもちろんいただけないが、飛行機に乗るだけで旅情を感じてしまう。今回もチューリッヒに向けて乗ったのはジャンボジェット(Boeing 747-400)だった。筆者が座ったのは窓側のちょうど主翼の付け根のあたり。左上のような車窓というか、“機窓”が見える。(機外に見えた雲は別ページにて公開<こちらへ>)。

 気にしないことが多いが、飛行機の翼には相当な力(揚力)が掛かる。その証拠に主翼が離陸前と離陸後のしなり方が違う。離陸前はだらっと垂れた感じ、離陸後は少し持ち上がっている。そんなことを気にして写真(左上の2枚)を撮ってみた。

 主翼の先には、補助翼がついている。これは空気の乱流を防ぐための物で、燃費がちょっとよくなるらしい。比較的新しい型のもの(最近かなり多くなってきた)にしかついていない。



ドリンクサービス
JAL特製飲料“スカイタイム”とおつまみ


1度目の食事サービス
(洋食)


ドリンクサービス
おにぎりとコンソメスープ


2度目の食事サービス
 飛行機の話はまだ続く。筆者がいつも気にしているのが、機内サービス。機内では機外の風景を楽しんだり、本を読んだりして退屈しないようにしているが、どうしても飲み物が出たり食事が出たりするのが楽しみになってしまう。

・離陸後初めてシートベルトサインが消えると、まずはドリンクサービス。スカイタイム(キィウィ果汁とビタミンCのドリンク)とおつまみをいただく。
・しばらくすると、昼食。洋食と和食のチョイスがあるが、洋食を選ぶ(数が足りなくて和食しか食べられない人もいた)。洋食はコック・オー・ヴァン(若鶏赤ワインソース煮 ヌードル添え)、サーモンとサラミ野菜のマリネ、サラダとシェルパスタ フレンチドレッシング、マスカットゼリー、ロール、バター、コーヒー 紅茶 緑茶。<座席ポケットのメニューより>
・映画が終了すると、リフレッシュメント。デニッシュペイストりーとおにぎりが選べる。筆者はおにぎりと、コンソメスープ。
・目的地到着2、3時間前に2度目の食事サービス。スパゲッティーカルボナーラ、フレッシュサラダ 胡麻ドレッシング、フレッシュフルーツ、ライ麦ロール、バター、コーヒー 紅茶 緑茶<座席ポケットのメニューより>。

 映画はラブコメディー“RETURN TO ME”と学歴なしの女性が弁護士の秘書になるというノンフィクションの“ERIN BROCKVICH”。結構最近の映画なので、まく〜んの映画観たい欲を鎮めてくれた。帰りの便では“ROMEO MUST DIE”が観られるかもしれない。


1日目(チューリッヒ〜ルツェルン)

Tourist Board Luzern

チューリッヒ空港の到着ロビー


バスからの車窓


ピラトゥス山


チューリッヒとルツェルンの位置関係
 チューリッヒ空港に到着。飛行機が降り立ったのは、成田を出発した同じ日の17:00くらい。12時間も飛行機に乗ってたのに、時計は6時間しか進んでない。これが海外旅行の醍醐味!? スイス時間と日本時間の時差は、サマータイムの関係もあり7時間。7時間スイスの方が遅れている。しばらくここからはドイツ語圏。筆者日本語と英語以外はお手上げでございます。

 空港で両替してスイスフランをゲット(EUに加盟していないのでユーロは使われていない)。1SFr. =70円前後。

 空港からバスに乗って、一路宿泊するホテルがあるルツェルン(Luzern<英語表記Lucerne>)を目指す。

 バスの中からは山と、山の間に広がる平野に並ぶ家々が見える。この時点で、物の大きさ・スケールの違いはあまりないような気がする。高速道路は料金所がなく(年間に一律料金を徴収される)スムーズに車が走る。まだまだ明るいのに、ヘッドライトをつけて走っている車も結構あり。高速道路の車間はかなり狭い。速度は100km/h前後と思われる。

 ルツェルンが近づくと、バスからピラトゥス山が見える。後々泊まるホテルからも見られる。


 ホテルに到着して一息ついたら、ルツェルンの町中へと出かけた。この夜泊まるホテル(Hotel Europe)はフィーアバルトシュテッテ湖(Vierwaldstatter See:4つの森の国の湖)畔の静かなところにあるのだが、湖沿いを歩いたり湖沿いの道を通るバスに乗れば、すぐに市街地へ行けるところだ。

 いきなりバスに乗ってシュヴァンネンプラッツ(Schwanenplatz:白鳥広場)へ出かけた。バスに乗って気づいたが、バスには料金箱がない。どうやってバス代を支払うのだろう? バスの運転手に聞いたらバス停の前の機械を指さしてきた。その機械は自己申告制の券売機だった。乗った距離に応じて、料金のボタンを押す仕組みになっている。

旧市街路地裏


路地裏の建物のフレスコ画


ビア・カフェ・バー


路線バスの向こう側の
カフェレストランで食事した

パンとベジタブルスープ


レッドオレンジシャーベット


ゼー(See:湖)橋


フィーアバルトシュテッテ湖と
対岸のルツェルン駅・市立美術館

 ルツェルンの旧市街は、少し路地裏に入ると石畳と古くからありそうな建物が建ち並ぶ。右にも左にも、日本でもアメリカでも南の島でも見なかった建物があって、ヨーロッパに来たことを自覚させられた。

 飛行機から降りると、食欲がとたんになくなる。でも小腹が空いてくる。しっかりと一食は食べられないのでカフェレストランに入って、ベジタブルスープ&ブレッドとレッドオレンジシャーベット。レストランの店員さんはオーストリア人だったが、英語が無事通じた。レストランの席から見ていると、日本人が結構目につく。他にアメリカ人、隣接国人らしき人たちもたくさんいることに気づく。観光シーズン真っ盛り。観光シーズンをはずすと、この街はどんなに静かなんだろうと想像してしまった。


翌日乗ることになる遊覧船


シュヴァンネンプラッツからホーフ教会(Hofkirche)方向のパノラマ


美しくライトアップされる湖畔のホテル


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